2022(令和4)年度英語講義FD研修会 実施報告

2023.03.17

例年、英語で専門等の授業を行うFDとして、グローバル人材育成支援事業から継承して英語講義FD研修会を開催しています。今回はこれまでの英語講義FD研修会に毎回参加いただき、また講師も担っていただいたこともある経済学部田中寧先生を講師にお迎えし、2023(令和5)年3月6日(月)11:00~12:30に開催しました。講演テーマは「Up to Now and Into the Future」と題して、英語講義の1つとして始まったGJP(グローバル・ジャパン・プログラム)の誕生の経緯、その実績、課題などについてご報告いただきました。
また、講演後は、白鳥副センター長がコーディネータを担い、講演者の田中先生を交え、理学部岸本真先生と現代社会学部足立薫先生にご協力いただき、それぞれのご経験をもとに今後の英語講義のあり方について、座談会をとり行いました。田中先生からは「英語講義は、留学生と日本人学生が履修しており、語学についてどちらのレベルにあわせるべきなのか、教員も悩んでいることが課題である」しかし先生の授業では「授業レベルはあえて留学生にあわせて高く設定し、日本人学生には授業の内容についてこられるように学習を促している」とのお話がありました。
また、その後の座談会では「学習は本学での授業提供が100%ではなく、その後の学びが大切である」「1割でも興味を持ってもらえれば良い」「少しでもそういう学生を増やすということが必要である」「経済的に留学が難しい学生にとってもこのような授業は学内で英語力を高めることに役立つ」などの意見が出されました。
当日は、グローバルコモンズにおいて、21名(教員11名、職員10名)が参加しました。参加者からは、「英語講義の意義と課題を理解することができた」「プログラムのいきさつ・目的が知ることができて学生対応に活かせると思った」といった声が聞かれました。
教育支援研究開発センターでは今後も本学教職員の教育の質保証への知識向上の一助となるよう、継続して研修を企画していきます。
田中先生 講演
田中先生を囲んで執り行われた座談会の様子
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