京都産業大学は、西日本電信電話株式会社らと連携し、伝統工芸品の魅力を再発見と新しい発見につなげることを目的としたプロジェクト「さいしんこうげい※」を2022年10月から始動しました。学生と社会人が4つのチームに分かれ、工房とパートナーを組み課題解決に取り組みました。このたび、その成果を発表する展覧会を開催します。

※「さいしんこうげい」とは、京都の伝統工芸品の魅力を再定義し、その上で新しい表現の仕方を見つけ、工芸品の活路を見つけだすことを目的として、「工芸の魅力を再定義するアイデアソン」と「魅力の伝え方を模索する制作・展覧会」を実施するプロジェクト

【本件のポイント】

• 伝統工芸は産業の縮小が課題となっており、京都においても優れた技術を持つ工房が少なくなっている。そこで産官学が連携し、時代とともに変化する伝統工芸の魅力について意見を出し合い、伝統工芸の魅力の再発見や新しい伝え方の発見に挑戦した。
• 京都産業大学現代社会学部生13人と社会人4人は、4つの工房（京人形・神祭具・京染・京繍）とパートナーを組み、展示物の制作を進行。工芸品の新たなファンの獲得、京都の伝統工芸産業が抱える人手・担い手不足や生産量の減少の抑止といった課題解決への貢献をめざす。
• 展示会では、トランスジェンダーを表現した京人形や、推し活文化のあるZ世代に向けグッズを祀る祭壇など、自由な発想で新たな魅力を発信する。

リリース日：2023-01-25