若者へ届け!学生らが動物の尊厳を尊重したメッセージを発信 全国で2番目に古い歴史をもつ「京都市動物園」の課題に取り組む

2023.01.20

京都産業大学では、学生が企業等から提供された課題を解決することを通じて、実社会で必要となる心構えや能力を身に付けることを目的とした、キャリア形成支援教育科目「O/OCF-PBL科目(オーシフピービーエル)」(※)を開講しています。
このたび、京都市動物園から課題提供を受けた学生6人は、京都市動物園が伝えたいメッセージ「生き方の多様性は尊重されているか?」を若者に伝えるため、動画を制作しました。

【本件のポイント】

  • 京都市動物園では動物の多様性を尊重し、動物に合った生活環境づくりに注力しており、「動物福祉」の観点から、動物が苦痛や不安を感じず本来の行動がとれるよう努めている。そこには「生き方の多様性は尊重されているか?」という京都市動物園のメッセージが込められており、そのメッセージを若者に発信することを本学学生への課題として提供された。
  • 学生らは、動物園で、実際に飼育体験に参加。大学生を対象にWEBアンケート調査を実施して、若者の動物園に対するイメージなどを調査した。実体験とアンケート結果を生かし、動物園からのメッセージを若者に伝えるための動画とポスターを制作した。
  • 動画については、動物と人との関わり方について、動物の視点からのメッセージを込めたものを制作。大学生が気軽に目につくようSNSなどを利用している。併せて、動物園が多様性を尊重し、動物福祉の向上に繋がることを視覚的に分かりやすくイラスト化したポスターも制作した。

※キャリア形成支援教育科目「O/OCF-PBL(オーシフピービーエル)(On/Off Campus Fusion-Project Based Learning)」とは、大学(On Campus)での学びと実社会(Off Campus)での学びとを融合(Fusion)させながら実践指向型の課題解決型学習(PBL:Project Based Learning)を行う科目。

リリース日:2023-01-20

O/OCF-PBL科目「京都市動物園クラス」提案企画
若者に伝える『動物との新しい絆のあり方』~ふれんず~

企画実施期間 2023年1月20日(金)~3月31日(金)
企画内容 近年問題視されている「動物福祉」の観点から、動物がストレスや不安を感じることなく本来の行動で快適に過ごせるよう、動物園からのメッセージとして「大切だから触れない」=「ふれんず」という言葉を広めて動物福祉を向上させる。
学生による制作物の詳細
  1. 動画「ふれんず!~ふれない優しさを求めて~」
    ・テンジクネズミとのふれあいを題材にし、人が動物に直接「ふれあう」ことについて動物がストレスと感じていることを認識してもらう
    ・「ふれない」=「ふれんず」という言葉を提案することで動物福祉についてもう一度考えてもらう。(※)現在、京都市動物園ではテンジクネズミ(モルモット)に直接ふれる「ふれあい」は行っておらず、動物福祉に配慮した代わりのプログラムを施行中です。
  2. ポスター
    ・見た人に「ふれんず」について興味を持ってもらい、動物との良い関わり方や、同じ命をもつお互いの生き方を尊重する新しい絆のあり方について考え、行動してもらえるよう促す。
閲覧方法
  1. 動画「ふれんず!~ふれない優しさを求めて~」
    「O/OCF-PBL2」京都市動物園クラスのYouTubeチャンネル、TikTok、instagramから閲覧可能
    ・Youtube https://youtube.com/shorts/CiMwtecwDvQ?feature=share
    ・TikTok @oocfpbl.kyotosangyo
    ・Instagram oocfpbl.kyotosangyo
  2. ポスター
    学内の掲示スペース、本学HPにて閲覧可能
    ※1、2ともに 京都市動物園HPにて閲覧・ダウンロード可能
    https://www5.city.kyoto.jp/zoo/news/20230120-69631.html
テンジクネズミを題材にした動画の一場面
ポスター画像
お問い合わせ先
内容について:京都産業大学 キャリア教育センター
〒603‐8555 京都市北区上賀茂本山
Tel.075-705-1754

取材について:京都産業大学 広報部
Tel.075-705-1411
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