情報理工学部ファブスペースがファブ施設運営を議論するワークショップを開催しました
2022.04.13
2021年9月より情報理工学部ファブスペースが主催しているオンラインイベント「車座Fab集会!」を2022年3月30日(水)に実施し、デジタルファブリケーションに関する授業や研究・製作サポートなどを行なっている教育機関のファブ施設運営に関わる方々にご参加いただきました。
本イベントは、施設運営の情報共有および運営にまつわる相談を中心に対話する会となるよう計画し、対話内容可視化にはブレインストーミング Miroを使用しました。ファブ施設運営に関する質問を「島」、質問のカテゴリを「海」に見立てたエリアをつくり、参加者の回答を黄色い付箋に記述していく仕組みとしています。質問に対する回答のポジティブな側面とネガティブな側面を記述できるように、回答を記述する付箋には白と黒の鳥が付いています(図1)。
また、他の参加者の回答について活用したいと感じたアイデアや共感すると感じた回答を視覚的に示すためのアイテムを用意し、俯瞰した際にわかるようにしました(図2)。
今回のイベント内では、以下の3点について活発な議論が行われました。
- 運用開始時に準備しておくと良いこと
- 利用態度が良くない場合の対応方法
- 初学者向けの制作課題内容
特に参加者から紹介された工作機械の値段や修理コストを掲示するという事例は、さっそく導入したいという意見が多く挙がりました。ルールを厳しくする・注意をするだけではなく、運営情報を利用者に提示することで利用者本人に気づきを促すという事例は教育機関ならではのアイデアだと感じられました。
イベント開催時間のみならず、今後もゆるやかにファブ施設運営者間で情報共有できるよう、Slackにて「FAB for EDUCATION」というオンラインコミュニケーションスペースを準備いたしました。本活動やファブ施設運営者コミュニティに興味のある方は「FAB for EDUCATION」へ招待いたしますので、京都産業大学 情報理工学部 ファブスペースまでご連絡ください!
車座Fab集会!vol.2 《ファブ施設運営のネガポジ編》
日時 | 2022年3月30日(水) 14:00~16:00 |
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場所 | オンライン |
対象 | 教育機関のファブ施設運営者 |
参加者 | 11人(途中入退室を含む) |
主催 | 京都産業大学 情報理工学部 ファブスペース (伊藤慎一郎 特定任用教員、高見知里 事務職員) |