特別講演会「新しい学習スペースの在り方とポストコロナにおけるハイブリッド/ハイフレックス形式の学習法」を実施

2022.10.06

教育支援研究開発センターでは、9月16日(金)にフランスのパリ・デジタル大学(Île-de-France Digital University)よりジョン・オージェリ教授を講師としてお招きし、グローバルコモンズにおいて特別講演会を開催しました。オージェリ教授は、教育・学習についての実践・ツール・環境を専門とする研究者であり、実践者でもあります。

講演のテーマは「新しい学習スペースの在り方とポストコロナにおけるハイブリッド/ハイフレックス形式の学習法-挑戦、そして今後の可能性と課題-(Innovative physical Learning Spaces & post-COVID Hybrid/HyFlex Configurations: Stakes, Opportunities and Challenges)」で、当日は、学内の教職員ならびに学部生・大学院生計20名が出席しました。

講演の前半では、大学における「学習スペース」に焦点があてられ、国内外の大学の先進的な取り組みや活用事例について、豊富なビジュアル資料を用いながら紹介いただきました。

講演の後半では、新型コロナウィルス感染症予防の対応により大学における「学習スペース」が利用制限を強いられる中で普及が進んだハイブリッド(Hybrid)型、ハイフレックス(HyFlex)型の授業や学習法について着目されました。ハイブリッド型とは、対面授業とオンライン授業を組み合わせる形式、一方、ハイフレックス(Hybrid-Flexibleの略)型とは、授業が対面・ライブ・オンデマンドで提供され、学生は自分にあった形式を自由に選択することができます。講演では、ハイブリッド型、ハイフレックス型のメリットやデメリット、活用事例、今後の課題や展望について解説されました。

講演会の参加者からは、「国内外の学習支援スペースの状況や学習支援態勢の構築にかかる課題を知ることができた」、「学習スペースの話だけでなく、ハイフレックス型の学習やその活用、必要な知識等に関する話もあり、今後の学内イベント等でも活かせるかと思った」、「Learning Commonsについての理解があまりなかったので、Online classと合わせることでどのような相乗効果が生まれるのか、そこで詳しく知ることができた」といった声が寄せられ、満足度の高さがうかがえました。

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