講演会「本尊納入仏の修理と発見」を開催しました

2022.03.29

3月13日(日)むすびわざ館ホールにて、第24回企画展講演会「本尊納入仏の修理と発見」が開催されました。講演会は会場での聴講のほか、オンラインにて同時配信を行いました。

2021年に公益財団法人 美術院にて京都・大原 勝林院本尊の胎内に納められていた阿弥陀如来坐像の修理が行われました。ギャラリー第24回企画展「京都大原・魚山大原寺 勝林院と僧坊」にて修理後の阿弥陀如来坐像が初公開となり、実際に修理をされた八坂 寿史氏(公益財団法人美術院)より詳細なお話を伺いました。
講演では修理前の納入仏の状態・損傷の様子、具体的な修理の技法と用いた素材について、また過去に施された修理が仏像の痕跡より判明したことを説明をされました。
さらにこれまで携わった中で印象深かった修理について教えてほしい、などの質問もあがり、幅広くお話をしていただきました。
参加者からは「普段は知ることのない仏像修理のお話を聞くことができ、大変勉強になった」などの感想が寄せられました。
美術院 八坂氏による講演
講演会の様子
ギャラリー室長 石川教授のあいさつ

講演会についてはYouTubeより配信しています。 ぜひ、ご視聴ください。

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