彗星(ほうきぼし)を待ち伏せて太陽系誕生の謎を明らかに。 欧州宇宙機関「コメットインターセプター計画」の主要メンバーである 河北秀世 神山天文台長が天文学講座で解説
2022.02.24
欧州宇宙機関が2029年に計画している「コメットインターセプター」は、あらかじめ小型探査機を搭載した彗星探査機を打ち上げ、観測対象となる天体が現れるまで宇宙空間に待機させるという新たな探査手法で注目されています。神山天文台では3月5日にオンラインで天文学講座を開催し、本計画の国際研究チームに参加している河北秀世 神山天文台長が詳しく解説します。
【本件のポイント】
- コメットインターセプター計画は、欧州・日本・米国の彗星研究者を中心とする国際研究チームが探査準備を進めており、そこに国内唯一の彗星観測研究拠点である京都産業大学神山天文台の河北秀世台長と新中善晴が参加している。
- 本計画は、太陽系で最も始原的な天体の一つである力学的に新しい彗星や太陽系に一度しか接近することのない希少な天体を、3つの探査機で同時に探査するという野心的な計画である。
- 太陽光加熱で変性してない始原的な太陽系小天体の表面形状の計測などが可能となることから、太陽系誕生の謎や彗星の成り立ちの解明につながることが期待されている。
リリース日:2022-02-24
神山天文台天文学講座「彗星(ほうきぼし)を待ちぶせろ!」
開催日時 | 2022年3月5日(土)15:00~16:00 開催形態オンライン | |||
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講師 | 河北秀世 神山天文台長(理学部長) | |||
視聴方法 | YouTube「京都産業大学神山天文台チャンネル」でのライブ配信 動画視聴URL https://www.youtube.com/watch?v=-ddUZtpdrbY |
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対象 | 小学生以上 | |||
申込 | 不要 | |||
定員 | なし |
【同日開催】神山天文台天体観望会-ベテルギウス、冬の大三角など-
開催日時 | 2022年3月5日(土)19:00~19:30 開催形態オンライン | |||
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内容 | 河北秀世台長の解説付きで荒木望遠鏡で見る季節の天体をライブ配信 | |||
動画視聴URL | https://youtu.be/FQ9YBramrew |
- お問い合わせ先
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内容について:京都産業大学 神山天文台
〒603‐8555 京都市北区上賀茂本山
Tel.075-705-3001
取材について:京都産業大学 広報部
Tel.075-705-1411