新型コロナウイルス感染予防対策の徹底について

2021.11.15

学生の皆さんへ

政府による緊急事態宣言及びまん延防止等重点措置が解除され、飲食店に対する営業時間や酒類提供に関する都道府県の要請も段階的に緩和されています。 ワクチン接種も進み、新型コロナ感染症の新規感染者数や病床使用率などの指標も改善されてきました。

学生の皆さんも、感染拡大防止にご協力くださり有難うございました。この間、キャンパスライフ、日常生活が制約され、不自由な日々を過ごしてこられたことと拝察します。コロナウイルス感染症が減少の傾向にあり、国や自治体においても行動規制が緩和されており、皆さんの行動範囲も広がり、徐々に以前の日常生活を取り戻しつつあることと思います。

しかし、新型コロナウイルスの感染は完全には収束していません。多くの専門家は第6波の到来を予測しており、また、ワクチン接種率の高い国において、行動制限の規制の解除後に感染が拡大した事例もあります。

通常の日常生活を1日でも早く取り戻すためには、感染が沈静化した今こそ感染予防対策が重要です。基本的な感染防止策(三つの密の回避、人と人との距離の確保、マスクの着用、手洗いなどの手指衛生、換気等)の維持・徹底をお願いします。

新型コロナウイルス感染症の対策には治療薬とワクチンの開発が必要です。有効な治療薬が開発されていない現状では、ワクチンが最も有効な感染予防対策です。新型コロナウイルスに対するワクチンは倦怠感や発熱等の副反応がありますが、新型コロナ感染症の発症と重症化を効率よく抑制する優れたワクチンです。新型コロナウイルス感染症は、若年者においても重症化し、軽症であっても後遺症のリスクもあります。皆さんにはSNS等にみられる科学的根拠のない情報に惑われることなく、ワクチンと感染症の正しい情報をもとに、ワクチン接種の判断をしてください。

また、新型コロナワクチン接種等の予防対策をとっていても、皆さん自身、皆さんの大切な人もいつ新型コロナウイルスに感染するか分かりません。新型コロナ感染症に対し反応が過剰になると、差別や偏見を生み出す事もあります。新型コロナ感染症に対する正しい知識を持って、感染者をいたわり、感染者が正しい対応と治療を受けることができるようにしてください。

11月15日から、一部の科目を遠隔から対面授業に変更します。これに伴い、キャンパスにより多くの学生が入構することになります。皆さんには、これまで同様、本学の学生らしく責任感のある行動をとり、感染防止対策に取り組んで頂きたく思います。感染防止対策は、コロナウイルス感染症の収束に貢献する立派な社会活動です。学生、教職員一同が協力して、コロナ感染のない安全で安心なキャンパスにしましょう。

京都産業⼤学学⻑ ⿊坂 光

ワクチン接種の推奨

国内で接種されている新型コロナウイルスに対するワクチンは、臨床試験を経て効果と安全性が確認され、承認されたものです。ワクチンは、新型コロナウイルス感染症の発症と重症化に対して高い予防効果が認められており、さらに効果の持続期間や、感染を予防する効果についても、時間の経過や接種者数の増加に伴い、研究が進んでいます。 また、まだワクチンを接種していない人は、ワクチン接種について考えてみてください。
※ワクチン接種は本人の希望により実施するもので、強制ではありません。

不織布マスクの推奨

新型コロナ感染症の予防にマスクの着用は有効です。
マスク着用により、会話や咳による飛沫の飛散や吸い込みを防ぐことができます。近年の研究では、マスクを着用していても、距離やマスクの着用状況、マスクの素材(性能)によって、防御効果に大きな違いが生まれることが分かっています。
マスクは布製やウレタン製よりも、不織布の方が高い感染予防効果があります。不織布マスクをすき間なく顔にフィットさせて、正しくご利用ください。

学生生活で守ってほしいこと

  • 時短要請が解除された地域・店舗においても、当面の間、21時以降は複数名での飲食店等への出入りをしないでください。また、飲食の際は感染防止対策が講じられている認証店の利用を推奨します。
  • クラブ・サークル・ゼミ等のコンパを禁止します。
  • 大人数(教育研究活動や課外活動等を除く)での行動や、友人の下宿等での飲酒・宿泊を禁止します。
  • 食事中を含め、マスクを外して会話をしないでください。
  • こまめに手洗い・手指消毒を行ってください。
  • 体調が悪い、発熱症状があるときは登校せずに、医療機関を受診してください。
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