新型コロナウイルス感染予防対策の徹底について(秋学期授業の開始にあたって)

2021.10.01

学生の皆さんへ

今年の春学期も、まん延防止等重点措置、緊急事態宣言の発令や解除があり、その都度、京都府等からの要請に対応して、対面授業と遠隔授業の切り替え等がありました。みなさんには、授業の形態が変わり、戸惑われたかもしれませんが、頑張って学修に取り組んでいただきました。

秋学期の授業も、対面授業と遠隔授業を併用します。シラバスには、それぞれの授業の形態を示していますが、新型コロナ感染症の状況に応じて授業形態をやむなく変更することもあります。皆さんにはPOSTやMoodleを通じて連絡しますので、見落とすことのないようにしてください。また、現時点では、新型コロナ感染症の収束の目処は立っていません。キャンパスにおいては、教室、食堂などを中心に、新型コロナ感染症対策を施して、皆さんが安全、安心に学べる環境を整えます。皆さんも、キャンパスの内外において、感染症予防のガイドラインを守ってくださるようお願いします。

新型コロナ感染症に対する予防についてですが、皆さんもご存知のように変異株のデルタを中心とした感染拡大のために、日常生活が制限されています。新型コロナウイルスを完全に排除する事は困難ですが、感染の拡大を収束させて、1日でも早く通常の日常生活、キャンパスライフを取り戻したく思います。感染症を収束させるには、ワクチン接種による集団免疫の獲得、有効な治療薬の開発という2つの手段があります。新型コロナ感染症に関しては、現状では有効な治療薬が開発されておらず、ワクチン接種が収束の唯一の手段と言って良いでしょう。

ワクチンは、新型コロナ感染症の発症と重症化を抑制することが報告されています。その一方でワクチン接種の副反応に関して、SNS等を中心に様々な情報が飛び交っています。
倦怠感や発熱等の副反応は⾼い頻度で⾒られますが、これらの反応は、ワクチン接種の免疫応答による、いわば想定される生体反応です。
皆さんには正しい情報をもとに、ワクチン接種をするかどうかについて、ワクチンの有効性と副反応のリスクを踏まえて判断をしてください。

また、新型コロナワクチン接種等の予防対策をとっていても、皆さん自身、皆さんの大切な人もいつ新型コロナウイルスに感染するか分かりません。新型コロナ感染症に対し反応が過剰になると、差別や偏見を生み出す事もあります。新型コロナ感染症に対する正しい知識を持って、感染者をいたわり、感染者が正しい対応と治療を受けることができるようにしてください。

秋学期の授業が始まりました。社会の構成員である私たちが、力を合わせて新型コロナウイルスに立ち向かい、1日も早く新型コロナ感染症を収束させて 通常の生活を送れるようにしましょう。皆さんが、しっかりと感染防止対策をしたうえで、安心で安全な大学生活を楽しむことを期待しています。

2021(令和3)年10⽉1⽇
京都産業⼤学学⻑ ⿊坂 光

ワクチン接種の推奨

日本で接種が行われている新型コロナワクチンは、いずれも、新型コロナウイルス感染症の発症と重症化を予防する高い効果が認められています。効果の持続期間や、感染を予防する効果についても、時間の経過や接種者数の増加に伴い、研究が進んでいます。
また、ワクチンは臨床試験を経て安全性が確認され、承認されたものです。まだワクチンを接種していない人は、ワクチン接種について考えてみてください。
※ワクチン接種は本人の希望により実施するもので、強制ではありませんし、接種しないことで何らかの不利益を被ることはありません。

不織布マスクの推奨

新型コロナ感染症の予防にマスクの着用は有効です。
マスク着用により、会話や咳による飛沫の飛散や吸い込みを防ぐことができます。近年の研究では、マスクを着用していても、距離やマスクの着用状況、マスクの素材(性能)によって、防御効果に大きな違いが生まれることが分かっています。

マスクは布製やウレタン製よりも、不織布の方が高い感染予防効果があります。不織布マスクをすき間なく顔にフィットさせて、正しくご利用ください。

学生生活で守ってほしいこと

  • 要請された短縮営業時間以降は、飲食店等への出入りをしないでください。
  • クラブ・サークル・ゼミ等のコンパを禁止します。
  • 大人数での行動や、友人の下宿等での飲酒・宿泊を禁止します。
  • 食事中を含め、マスクを外して会話をしないでください。
  • こまめに手洗い・手指消毒を行ってください。
  • 体調が悪い、発熱症状があるときは登校せずに、医療機関を受診してください。

参考情報

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