Ⅰ 特別展「東アジア恠異学会20周年記念展示 吉兆と魔除け」Web展示開催

2021.03.18

特別展「東アジア恠異学会20周年記念展示 吉兆と魔除け」Web展示について

京都産業大学ギャラリーは東アジア恠異学会と特別展「東アジア恠異学会20周年記念展示 吉兆と魔除け —怪異学の視点から—」(2021年2月24日~4月14日)を開催しています。ここではギャラリーで展示している資料について、Web展示として紹介を行います。
東アジア恠異学会は「恠異」をキーワードとして、各分野からの研究者が集い、学際的な研究を続けている学術団体です。その20年間の研究活動をもとに、東アジアの「吉兆と魔除け」に関する文物を展示・解説いたします。

ごあいさつ

古来、人は自然災害や疫病など抗うことのできない出来事に出会ったとき、その不安をさけるため、神や仏に祈りを捧げてきました。また、日々の暮らしのなかで、年中行事や人生儀礼など時の節目に儀礼を繰り返すことによって、何事もなく平穏無事な幸せが続くことを願ってきました。そこには、科学や合理性で割り切ることのできない、経験知から生み出された知と技があります。
東アジア恠異学会は、平成13年(2001)4月に京都百万遍の喫茶店で産声を上げた小さな学会です。「怪異」をキーワードに、様々な記録に残されている不思議なコトやモノについての研究を進め、「怪異」の背後に潜む国家や社会、人間の心性を読み解くことに挑戦してきました。
歴史学、文学、民俗学、地理学、宗教学等、特定の学問領域の研究者が集まる学術団体とは異なり、多彩で緩やかな集まりであることを特徴としています。そして、「学際(きわもの)」という位置に立ち、自由自在に学問領域を行き来することから、既成の学問に地殻変動を起こすべくチャレンジをしてきました。この展示では、「吉兆」と「魔除け」をとりあげ、これまでの研究成果をふまえ、人々が願いや祈りを託した文物を通して、祥瑞災異思想や卜占技術など東アジアにおける思想や文化を知る手掛かりとします。一つひとつの展示品は身近な暮らしとともにある些細なものですが、そこから広がる東アジア世界に思いをはせていただければ幸いです。
最後になりましたが、学会設立20周年を記念した展示の場をご提供いただいた京都産業大学むすびわざ館の関係者の皆様に感謝いたします。

令和3年(2021)2月
 東アジア恠異学会 代表
 園田学園女子大学 教授
  大江 篤

展示解説 凡例

一、年代表記は和暦のあとに( )で西暦を示した。
一、資料名、原資料に付されたもののうち、簿冊および書籍は『 』、一枚ものは「 」とし、内容に応じて所蔵者が付けたものは括弧なしとした。
一、展示解説の執筆者はそれぞれの末尾に( )で示した。
一、資料の所蔵者名は敬称を略した。
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