附属中学校・高等学校歴史部がギャラリー展示にて活動!

2020.12.03

第20回企画展「山口吉彦コレクション-おと・いろ・かたち ­南米から日本へ-」には、アマゾン川流域の先住民が製作した編みカゴをはじめ、精霊の音を表現する楽器や動物の牙を使ったアクセサリーなどを展示していました。附属中学校・高等学校歴史部の生徒は企画展を鑑賞し、自分たちが関心を持った民族資料について手書きイラストや解説を入れた展示案内マップを作成しました。11月10日(火)には、自分たちで作成した案内マップを使用して、実際に展示物の前で解説会も行ないました。視覚的にわかりやすく、見ていて楽しいマップが3点完成しました。

また展示資料の中にカゴがあることから、世界では紀元前、日本では縄文時代や弥生時代からカゴ編みが行われていたことを学び、生徒自身でラタン(籐)を用いてカゴの製作を行いました。作品は企画展の一角に展示スペースを設け、来館者は興味深く鑑賞されていました。

さらに実際に展示されている資料のうち、うなり板(ズニドール)とアマゾン川流域で製作されたカゴについて、所蔵者である山口吉彦先生のご厚意で、実際に手で触れ、間近に観察する機会を得ました。特にカゴについては、生徒自身が製作に苦労し、工夫の連続であったため、編み方についての議論が繰り広げられました。

一連の活動を通じて、中学生・高校生からは日本からは遠く離れた南米にあるアマゾン川とそこに住む人々の生活についてイメージが具体的になった、などの意見が聞かれました。

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ラタンを編んでカゴを作りました
展示案内マップの考案
資料を間近で観察
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