MOC vol.2「変わりつつある西陣のまちを知る」終了! まちづくりについて活発な意見交換がなされました

2020.11.18

町家 学びテラス・西陣」では、大学生から社会人まで幅広い世代がともに学び、地域とつながり、地域との関わりを通して多様な生き方や暮らし方、働き方の選択肢を増やすことを目的とする学びの場として、「町家オープンカレッジ(略:MOC)」を定期的に開催していきます。

第2回目となる今回は、西陣エリアを拠点に活動されている「上京ちず部」の石﨑立矢氏と「株式会社アッドスパイス」の岸本千佳氏をゲストにお招きし、お二人から見た西陣の「今」について語っていただきました。

前半のゲストトークでは、まずソフト面から見た西陣の魅力について、石﨑氏にお話しいただきました。上京ちず部や上京朝カフェ、まち歩きなどの活動を通して、様々な「まちの楽しみ方の入り口」を提供する石﨑氏は、地図・まちの専門家・テーマなどいろんな視点を組み合わせることで、まちの新たな魅力が広がっていくと指摘されました。
次に西陣エリアで物件のプロデュースなどを手掛ける岸本氏からは、物件活用などハード面から見た西陣について語っていただきました。京都に住む中で気づいた本当の意味での「京都らしさ」を生かした物件や場の提供を事例と共に紹介いただきました。

お二人とも、ハード面とソフト面どちらがというのではなく、どちらも共に育てていくことが不可欠であると語られ、西陣に限らず、魅力的なまちを作る上での重要なキーワードを学びました。

後半のトークセッションでは、お二人が活動を始めたきっかけや西陣の魅力についてお話しいただきました。参加者からも「京都らしさとは?」「地域で活動する人の共通点は?」「西陣のまちを「みんなごと」として作る上でのこれからや考えていることはありますか?」など、オンラインのコメントで積極的に質問があり、ゲスト・参加者双方で活発な議論が交わされました。

今回は、まちの魅力は多面的に見ることでその魅力が広がり、まちに関わる入り口も多様であることを学ぶ有意義な回となりました。
また、京都外からのご参加が多く、遠方からでも気軽に西陣にアクセスできるのはオンラインならではの良さだと感じました。

次回の「町家オープンカレッジ(MOC)vol.3」は、12月中旬に開催します。地元やその先にある「地域への関わり方」をテーマに開催予定。
興味がある方は、ぜひこの機会にのぞいてみてください。

上京ちず部の活動について語る石﨑氏(右)
まちづくりについて熱く語り合いました
記念撮影
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