経済学部WLBセミナーを実施しました(10月17日)

2019.10.17

経済学部WLBセミナーの特別企画を、本学の学部生、院生、教職員にも聴講対象を拡大し、ダイバーシティ推進室の協賛により公開授業として実施しました。
今回は、仕事と子育ての両立は自分にもできる、自分の納得する人生を送ってほしいと願う社会起業家、堀江 敦子氏(スリール株式会社 代表取締役【スリールはフランス語で笑顔】)を講師にお招きし、「なりたい自分に近づこう! 自分らしいワーク&ライフ・スタイル講座」をテーマにご講演いただきました。
堀江氏は自称「二十歳で肝っ玉母さん」で、中学生の頃から小さい子が大好きで200人のベビーシッターを経験されました。高校時代自信を持てず、30を超えるボランティア活動体験の中で、人生の先輩から「あなたが社会を変えてね」と言われ、「ここが自分の居場所、使命」だと思うようになったそうです。大学時代の海外での活動で「生きづらい日本」に気づき、自分らしく働き、「社会をよくしていくこと」を考えるようになります。
大学卒業後、就職した企業で両立支援の現実を目の当たりにし、多くの同僚が育児に無関心であることに愕然としました。育児当事者になる前に体験をしておけば意識が変わるのではないかと考え、25歳で起業されました。
ライフイベントを考える体験型プログラム「ワーク&ライフ・インターン」は、「仕事と子育てを学びたい」学生が、「子育てをサポートして欲しい家庭」の子どもの世話をするものです。活動を通じて第二の家族のような関係性が構築され、学生は子育てを経験するだけでなく、保護者からキャリアについてのアドバイスをもらうなど、多くの学びを得る機会になっています。今年は京都府の支援で一日体験の実施もあり、参加を希望した学生もいました。
後半のワークショップでは、10年後の「なりたい自分」を設定し、グループでの振返りを通して、学生が自分自身のキャリアについて考える契機になりました。
多くの学生は就職内定が大学生活のゴールと考えているようですが、人生の一過程にすぎません。大学という整った環境で将来を考え、自分の感覚を信じ「なりたい自分」をイメージし、価値観「軸」を持ってほしいと、力を込めて話されました。

講座の様子
講師:堀江 敦子 氏
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