2019年度「熊本・山鹿フィールド」のフィールドワークの実施

2019.08.29

2019年8月26日(月)~29日(木)、初年次教育センターが運営している共通教育科目「熊本・山鹿フィールド」(1年次生対象/通年集中)のフィールドワークを熊本県山鹿市で行い、履修者22名、アドバイザー学生1名、教職員3名の計26名が参加しました。
本科目は、2015年度から、学祖荒木俊馬の意思を継承し“将来の社会を担って立つ人材”を育成するため、履修者が学祖の生誕の地やゆかりの地を訪ね、足跡を辿ることで「建学の精神」の一層の理解と体現を促すことを目的に開講しています。

まずは、2016年4月に発生した熊本地震で大きな被害を受けた熊本城の現在の復旧・復元状況の外観見学を行いました。その後、例年同様に学祖の母校である熊本県立済々黌高校を訪問し、済々黌高校の歴史や学祖をはじめとした偉人に関する資料が展示されている歴史資料館の見学を行いました。見学後は、本フィールドワークにおいて様々な面で協力いただいた山鹿市役所を訪ね、市長への表敬訪問や社会教育課の担当者から“山鹿市の歴史や文化”に関する講話をしていただきました。また、山鹿市地域の中心である豊前街道の名所等の見学では、国指定重要文化財である八千代座において伝統文化である山鹿灯籠踊りの定期公演も見学し、山鹿市の文化を肌で感じることができました。
今年度は、自由散策の時間を多く設けて、各グループで事前調査した場所を訪問しました。その結果、自分たちの事前調査との相違などを確認して学びを深めている様子が伺えました。また、本学が2014年2月に学祖の故郷である熊本県山鹿市鹿本町に設立した記念碑の見学も行いました。
最終日には、「山鹿の街づくり~観光業のトレンドを踏まえた山鹿の観光活性化~」をテーマに、授業が始まって以降、各グループで調査・活動してきたことや、今回のフィールドワークで学んだ内容を含めて、山鹿市役所の担当者に提案・発表しました。
今回のフィールドワークを通して、参加者からは「将来、地元に戻って地域活性化を担いたいと考えているが、そのための貴重な経験ができた。」、「事前調査していたものと、実際に現地に行って見たもの・聞いたものとでは違うこともたくさんあったが、いずれも有意義で学びにつながるものであった。」「学祖の想いが理解できた。」等の意見が聞かれました。
熊本城の被害状況
山鹿市、中嶋市長から激励の言葉をいただいた
山鹿市の概要の説明
国指定重要文化財八千代座の施設見学
学祖の記念碑を訪問
各グループによる発表を行った
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