女性研究者研究活動支援事業の総括シンポジウムを開催しました

2017.02.16

平成26年度より3年間にわたり取り組んできた女性研究者研究活動支援事業の総括シンポジウム「京都産業大学型ダイバーシティ実現に向けての実践と課題」を開催しました。
開会挨拶では、大城 光正 学長より、平成26年度に男女共同参画推進の学長宣言を行い、平成27年度から15年間にわたる中長期計画「神山STYLE2030」の基本理念にもダイバーシティを盛り込み、本事業に全学をあげて取り組んできたことが述べられました。
基調講演では、大坪 久子 日本大学 薬学部薬学研究所 上席研究員より「Beyond the Bias and Barriers 日本の女性研究者支援のこれからを考える」をテーマに講演をいただきました。人は誰でもバイアスを持つもので、見えるバイアス、見えないバイアスの両方が存在すること、人事選考と無意識下の見えないバイアスは切っても切れない関係があることを指摘されました。人材の多様性確保と育成のためには、選ぶ方にも選ばれる方にもバイアスとバリアがあることを認識し、その克服に向けての意識改革が必要であることを説かれ、本学に対しこれからの課題と期待をお示しいただきました。
続いて、大西 辰彦 副学長・ダイバーシティ推進委員会 委員長より「ダイバーシティ推進委員会活動成果報告」を行い、これまでの取り組みや、ポジティブ・アクションの実施による女性教員採用実績を報告しました。

大城 光正 学長
基調講演
大坪 久子 氏
大西 辰彦 委員長による報告
次に、全学部長及び共通教育推進機構長が登壇し「各学部の取り組み報告と今後の展望と課題」として、各学部等の取り組みについて報告を行いました。これらの取り組みに対し、外部委員の相馬 芳枝 氏より総括のコメントをいただくとともに、今後は採用された女性教員が活躍し成果を出すことを期待しているとのメッセージをいただきました。
そして、山村 康子 科学技術振興機構 プログラム主管より、本学の取り組みに対する講評があり、今後の活動継続とさらなる発展への期待をいただきました。
最後に瀬尾 美鈴 総合生命科学部 教授・ダイバーシティ推進室 副室長より閉会の挨拶があり、関係者への謝辞が述べられました。
学部長による各学部の取り組み報告
相馬 芳枝 氏
山村 康子 氏
瀬尾 美鈴 教授
PAGE TOP