難関!実験動物一級技術者の資格認定試験に総合生命科学部の学生15名が合格!!

見事合格を果たし、合格通知を手にした15名

公益社団法人 日本実験動物協会では、動物実験に関する高い知識・技術を持つ専門家を実験動物一級技術者として認定しています。

この実験動物一級技術者試験は、大学生ではかなり難関とされ、1次試験(学科試験)及び2次試験(実技試験)に合格することが必要です。

総合生命科学部 動物生命医科学科では、1次試験(学科試験)を合格した15名が第2次試験(実技試験)を受験。その結果、15名全員が合格しました。さらに、内藤 加奈絵さん(総合生命科・3年次)が学生の部の合格者の中で3位になり、成績優秀者として、日本実験動物協会から表彰を受けました。

コメント

内藤 加奈絵さん (見事学生の部で3位となり、成績優秀者として表彰されました)

合格した感想

普段の全員で行う全体練習の他に個別に自主練習を行ってきたので、努力が実り、非常に嬉しく思います。毎日のように練習を行い、経験を積み、外部から専門の先生方を招いて指導していただいたことや、直接私たちを指導してくださった動物生命医科学科の先生方のお力のおかげで合格することが出来たと思います。本当にありがとうございました。

受験で苦労したこと

最も苦労したことはラットの保定です。全ての操作が保定から始まるため、ここの部分がしっかりできないと上手く採血などが出来ないので非常に苦労しました。あらゆる先生方に様々な保定方法を教えて頂き、何回も試して自分に合った保定方法を探し出すことで乗り越えることができました。

今後に向けての抱負

私はもともと動物が大好きで、辛いときにいつも動物に助けられてきました。また、父がガンを患った経験もあって、将来は人や動物を救う仕事に就きたいと考えるようになりました。 それが出来る職業がないかと考えていたところ、新しい薬を開発する際に動物を使って薬の安全性等を調べる前臨床試験を知りました。また、この試験を行う会社で働くためには、実験動物1級技術者の資格が必要であることも知りました。今回努力してこの資格を取得することができ、将来の目標に一歩近づくことが出来たと思います。今後は前臨床試験の場で働くことで、人や動物を救う薬の作製に関わっていけるように、今まで以上に勉強や研究活動に取り組んでいきたいです。

総合生命科学部 動物生命医科学科 学科主任 齋藤 敏之 教授

学科試験合格後に取り組んだ実施試験の練習では思うようにいかないことも多かったのですが、学生さんの努力と教員の支援が功を奏し、今年も多くの学生さんが実験動物一級技術者試験に合格できました。その中で、一名が上位成績者として表彰されたことは嬉しい限りです。この試験に向けた研修や練習で、多くの貴重な経験をしました。今後に生かしてほしいと思います。学科の諸先生方や学部事務室の皆さんに大変お世話になりました。お礼申し上げます。
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