WLBセミナーを開催しました(12月15日開催)

2016.12.15

経済学部WLBセミナーの特別企画(第4回)を、本学の学部生、院生、教職員にも聴講対象を拡大し、ダイバーシティ推進室の協賛により公開授業として実施しました。
父親の子育て推進プログラム作りを行っておられるファザーリング・ジャパン 関西理事長 篠田 厚志氏とメンバー親子を講師にお迎えし、「子どもの未来にワクワクするために、父親にできること」をテーマに講義をいただきました。
WLBは制度だけがあっても有効性はなく、実効性を持たせる職場環境を作り上げることが必要であることを、2階建ての家を使って表現されました。まず土台には「自分が認められ、ミスを責められず、普段どおりに振る舞える職場づくり(自己開示ができる環境)」が必要で、1階部分は「仕事管理や時間管理など人材マネジメントと評価制度と働き方改革」で、その上の2階には「WLB支援の制度導入と制度を利用しやすい環境づくり」が構築されることで、ようやく実効性のある取組となることを示され、職場で大切なのは「心理的安全性」であることを強調されました。
またWLBの推進によって、早く帰宅できるようになっても、自分のやりたいことを持たない大人ではもったいない、イクメンも仕事が好きで遅く帰宅することもあるが、自分のやりたいことを持ち、優先順位をつけて実行できているかどうかが、生き方の基本になると話されました。そして、大人になっても常に10個のワクワクできるテーマを持ち続けられるようにしようと話され、学生には40歳になった時に、どんな自分でいたいかを考えようと提案されました。
後半には、子どもたちにパパができることとして、「生き方を見せる、伝える」「子どもの未来を知る・学ぶ」ことを挙げ、「パパ・ティーチャー」プログラムにより、3組の親子と学生が直接触れ合いました。

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