特別対談シリーズ「マイ・チャレンジ」山極 壽一教授(京都大学総長)

2016.10.18

京都産業大学特別対談シリーズ「マイ・チャレンジ 一歩踏み出せば、何かが始まる!」を2016年10月18日(火)、神山ホールで開催しました。
本企画は、若い世代が自分の可能性を信じること、一歩踏み出すことの大切さに気づくことを願い、今年1月から開始されたシリーズ企画で、今回で4回目を迎えました。
第4回では、日本の霊長類研究の第一人者で京都大学総長の山極壽一教授をゲストにお招きし、講演「サルとゴリラを追った半世紀」と、本学総合生命科学部永田和宏教授との対談が行われました。
講演では、山極教授が霊長類の研究を始めた経緯や、これまでの研究での経験等をお話しされました。ゴリラと人間の目の違いの話では、人は会話の際、「目は口ほどに物を言う」と言われるほど目の動きで相手の心を量っていること、またこの目の動きから相手の心を量ることができるのは、顔を合わせた会話の経験を通じた学習によるものであると話されました。
永田教授との対談でも、インターネットやメールの普及により、顔を合わせた会話の機会が減っていることが話題になり、より豊かで幸せになるために開発したはずの技術で、不幸になることのないよう、賢く付き合う必要があると話されました。
最後に、「人間には他の動物にはない一番大切な能力『諦めない力』があります。一方で限界に気づくことも大切で、それを気づかせてくれるのが友達です」と、参加した620名の聴衆にメッセージを送られました。

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