むすびわざ講座 公開コース「地球規模で広がっている鳥インフルエンザの被害」開講

2016.04.23

4月23日、むすびわざ館で、生涯学習 むすびわざ講座 公開コース 「地球規模で広がっている鳥インフルエンザの被害—ヒトへの脅威は増しているか?—」を開催しました。
鳥インフルエンザ研究センター 大槻 公一 センター長が、鳥インフルエンザの種類、鳥インフルエンザと人インフルエンザの違い、鳥インフルエンザがヒトに感染した場合の症状などについて解説しました。
大槻 センター長は、日本において高病原性鳥インフルエンザ(H5N1)の発生は2015年1月以降ないが、国外ではアジア・アメリカ・ヨーロッパなど世界各地で疾病が発症し、ヒトと動物における被害は年々増加しており、鳥インフルエンザの危険性は変わっておらず、むしろ増加していると警鐘を鳴らしました。また、日本国内で通常の生活を送っている分にはヒトが鳥インフルエンザに感染する可能性は低いが、文化の異なるアジア圏などに旅行や出張をする際には、感染に注意が必要であると説明しました。
受講生からは、「ニュースで簡単に知る程度だったのが、わかりやすく理解できた」「地球規模に拡散していくウイルスとの絶える事なき戦いが今後も続くことに怖さを感じる」「研究者から直接、危険性や注意等を聞けたのでよかった」といった感想が寄せられました。
鳥インフルエンザの感染について説明する大槻 センター長
鳥インフルエンザの脅威について熱心に受講する受講生
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