特別対談シリーズ「マイ・チャレンジ」山中 伸弥教授が1500人に熱く語る。

2016.01.29

2016年1月21日(木)午後5時、京都産業大学神山ホールでは、本学学生、高校生、一般の方を含め、1,500名を超える聴衆が、京都大学iPS細胞研究所所長、2012年ノーベル生理学・医学賞受賞者である山中伸弥教授の登場を、大きな拍手で迎えました。

特別対談シリーズ「マイ・チャレンジ」は、創立50周年を迎えた本学の新たな大学像「むすんで、うみだす。」学生像「むすぶ人」の実践を目指し、本学の学生に一歩を踏み出す勇気をもってもらうために実施した特別講演会で、その第1回目の講演者として、山中教授に登壇いただきました。

山中教授は、自身の幼いころからの話とともに、アメリカ、日本での研究生活を具体的にお話され、集まった学生や高校生などに、「何かに打ち込むことは将来必ず本人の財産になります。」と熱く語られました。
第2部では、本学総合生命科学部の永田和宏教授が聞き手となり、2人の研究者による対談が行われました。この対談では、山中教授のご家族のお話なども披露され、会場は温かい雰囲気に包まれました。最後に永田教授からは、「社会にでれば、正解があるのかないのかも分からない問題に直面します。だから、学生時代に、自分から情報を集めて行動する力を育むことが重要です。」とメッセージがあり、山中教授からは、「多くのものが吸収できる学生時代に、何かに真剣に取り組むことが本当に重要です。失敗も成長につながる財産です。今、皆さんが過ごしている本当に貴重な時間を決して無駄に過ごさないでください。」とのメッセージが送られました。予定時間を延長して行われた対談でしたが、参加者は、最後まで熱気に帯びた面持で、耳を傾けていました。
第1部 講演「失敗を恐れずに挑戦を!」
第2部 永田教授との対談
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