平成30年度 学部授業・カリキュラム改善に向けた「重点テーマ」

重点テーマ・目的・期待する効果等

(1)テーマ

事前事後学習の強化をもたらす新しい授業形態の導入

(2)目的

事前事後学習は、授業の効果を挙げる上で重要な役割を果たし、また、勉強を習慣化させる上でも必要なことである。しかし、修得すべき科目数の多い本学部のカリキュラムの中にあって、事前事後学習を強制的にやらされていると感じながら行うのと、意欲をもって自主的に進めるのとでは学習効果に大きな差が出るはずである。そこで今年度は、事前事後学習を興味を持ちながら自主的に進めるための仕掛けを導入することを目的として、新しい形態の授業に焦点を当てることにした。

(3)期待する効果

「面白い」と感じ、興味を持つことは、学習を駆動する大きな力であるが、その興味をさらに増すことができるのは、より深い学習であり、次の問いを自らもつことである。大学では、基礎知識を理解し、幅広い教養を学ぶための科目を提供するほか、専門科目として多岐にわたる内容の科目を学生に提供し興味を引き出すことを試みている。しかし、その場で興味を感じても、その内容に食らいつき自ら考える姿勢が希薄であるため興味が発展していかない。そこで、学生が、自ら質問を発信し、それをより深い知識と思考に繋げる質問駆動型学習を修得することにより、自ら興味を育てるサイクルを作り、主体的に思考し行動できる人間として育つことを期待する。
また、教員に対しても、このような新しい形態の授業に参加し方法論を学修することにより、学生が自ら質問を発して興味を育てる機会を、自身が担当する授業に適した形で提供することを期待する。
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