平成28年度 学部授業・カリキュラム改善に向けた「中間報告書」

「学習成果実感調査」についての分析結果

自然科学系の中でも、とくに生命科学の専門分野において要求される理解力や判断力は基礎知識の蓄積の上に養われる。基礎知識を着実に身に付けるためには、授業への出席に際して、事前事後学習を励行することが効果的である。そこで、本年度は昨年度に引き続いて、「事前事後学習の励行を促す授業形態の工夫」をテーマとして掲げている。春学期の学習成果実感調査の結果から見ると事前事後学習に充てた時間に関する評点の春学期の平均値は、2.26(75分程度)であった。昨年度の春学期の評点の平均値が2.06(65分程度)であったことから見ると、改善の傾向が認められた。しかしながら、事前事後学習の時間が30分未満と回答した学生が依然として34%(昨年度春学期は39%)いることから、学部として一層の努力が必要であると考えられる。
秋学期には、昨年度秋学期の学習成果実感調査の結果を参考にして、多くの学生が事前事後学習に十分な時間をかけている授業を公開授業として選ぶとともに、ワークショップで事前事後学習の励行を促す授業形態について取り組みの紹介と教員間での意見交換を行う予定である。
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