平成27年度 学部授業・カリキュラム改善に向けた「中間報告書」

1.「学習成果実感調査」についての分析結果

本年度は、「事前事後の自主学習励行を促す授業形態の工夫」をテーマとしている。春学期に学習成果実感調査を実施した29科目では、講義1回あたりの事前・事後学習等の時間は、5段階評価で学部平均2.07(出席率80%以上の学生)であり、時間に換算するとおおよそ45分程度と考えられる。自然科学系の専門科目を理解するには、依然として事前事後学習の時間が不足している。秋学期は教授会等を通じて、各教員にテーマを再度徹底するとともに、Moodle等を用いて事前事後学習の課題を与えるなど予習復習を確実に励行させるための授業形態の工夫を促すように努める。また、学習成果と事前事後学習等の時間との関連を分析する予定である。
なお今回の調査において、「授業のよい点」や「授業の改善すべき点」に対する自由記述の回答数に科目間で大きなばらつきが認められた。授業の最初や中間で十分に時間をとって調査を実施して有効な回答が得られるように、各教員に徹底する必要があると思われる。
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