令和5年度 学部授業・カリキュラム改善に向けた「年間報告書」
1.「学習成果実感調査」についての分析結果
情報理工学部のカリキュラムにおいては、受講理由は、各学生は選択したコースの関係から履修すべき科目が多くの場合決まっていることから、科目間で集計しての結果やそのクロス分析を見てもあまり意味がない(個別科目内での集計の確認のほうが意味ある)。
授業外学習時間とのクロス集計については、到達目標達成度・学ぶ意欲・満足度との3つのクロス集計で、特定時間区分の間で大きくギャップが出ているところが興味深い。勉強時間と意欲や満足度が単なる比例関係あるのではなく、ある一定時間以上の勉強時間になれば大きな差があることを表している。そして、勉強時間が短いと、達成度や満足度が低いことから、ある程度の勉強時間を費やさないと、達成度や満足度が得られないことにもなる(これは元々の意欲がないと、という話でもある)。これは、「モチベーション」→「取り組み方」→「結果」の流れとして当然のことだと考えられるが、他学部では、勉強時間が短いにも関わらず、満足度や達成度が高いところもある。それは全体に成績付けが甘いのか、成績が悪くても満足度が高い授業内容をうまく構成しているか、など理由は不明だが、学問分野の特性を表しているものと言えるかもしれない。
意欲と満足度のクロス集計の結果からは、かなり強い相関があることが伺えるが、多少学部によっても違う。
授業外学習時間とのクロス集計については、到達目標達成度・学ぶ意欲・満足度との3つのクロス集計で、特定時間区分の間で大きくギャップが出ているところが興味深い。勉強時間と意欲や満足度が単なる比例関係あるのではなく、ある一定時間以上の勉強時間になれば大きな差があることを表している。そして、勉強時間が短いと、達成度や満足度が低いことから、ある程度の勉強時間を費やさないと、達成度や満足度が得られないことにもなる(これは元々の意欲がないと、という話でもある)。これは、「モチベーション」→「取り組み方」→「結果」の流れとして当然のことだと考えられるが、他学部では、勉強時間が短いにも関わらず、満足度や達成度が高いところもある。それは全体に成績付けが甘いのか、成績が悪くても満足度が高い授業内容をうまく構成しているか、など理由は不明だが、学問分野の特性を表しているものと言えるかもしれない。
意欲と満足度のクロス集計の結果からは、かなり強い相関があることが伺えるが、多少学部によっても違う。
2.「公開授業&ワークショップ」についての報告
(1)公開授業とワークショップ
①公開授業:
②ワークショップ:
- 科目『インタラクションデザイン論』
- 担当教員 伊藤慎一郎、平♯重行
- 実施日時/場所 開講期間いつでも
- 参加人数 4名(教員2名、ソフトバンク社員2名)
②ワークショップ:
- 実施日時/場所 2023年12月6日(水)13:15-14:45、14113会議室&Teams
- 参加人数 24名
- ワークショップでの意見交換内容 「高度IT人材育成へ向けた方策について」
・大学院進学率の向上のための施策について
・コース毎の学生の能力向上策について(コース毎の課題整理)
・研究室配属後の各研究室での課題・問題について など
(2)その他研修会等
毎月の教授会がある日に、昼休みに14113会議室にて教員懇談会を開き、教育研究についてざっくばらんな話題を話し合う場を設けている。
3. 総括
(1)1と2において確認された、本学部の授業・カリキュラムの長所
達成度や満足度が勉強時間と単なる比例関係ではなく、特定の時間以上を費やすことで、より達成度や満足度が得られるような状況にあることが確認された。これは、個人に実践的なスキルや経験が宿りやすい情報系ならではの学問分野の特徴とも合致していると考えられ、それ自体が授業実施としての長所になっていると考えられる。(カリキュラムの長所というような話にはアンケート内容からはくみ取れない)
(2)1と2において確認された改善すべき点
授業・カリキュラムとして改善すべき点は、このアンケート集計結果からは特に見当たらない(個別科目内の結果ではあるだろうが)。
ただ、学生が勉強時間を確保するためには、学ぶ意欲や動機づけが大事であることはデータからも見てとれるため、そもそも受験生や世間一般に対して学問分野の特性を知らせて理解してもらうことが重要であると言える。それと共に、入学後の学生に対しては、本当の意味での興味を各自が持つことを入学後の早い段階から施策として取り組んでいく必要がある。
達成度や満足度が勉強時間と単なる比例関係ではなく、特定の時間以上を費やすことで、より達成度や満足度が得られるような状況にあることが確認された。これは、個人に実践的なスキルや経験が宿りやすい情報系ならではの学問分野の特徴とも合致していると考えられ、それ自体が授業実施としての長所になっていると考えられる。(カリキュラムの長所というような話にはアンケート内容からはくみ取れない)
(2)1と2において確認された改善すべき点
授業・カリキュラムとして改善すべき点は、このアンケート集計結果からは特に見当たらない(個別科目内の結果ではあるだろうが)。
ただ、学生が勉強時間を確保するためには、学ぶ意欲や動機づけが大事であることはデータからも見てとれるため、そもそも受験生や世間一般に対して学問分野の特性を知らせて理解してもらうことが重要であると言える。それと共に、入学後の学生に対しては、本当の意味での興味を各自が持つことを入学後の早い段階から施策として取り組んでいく必要がある。
4.次年度に向けての取り組み
上記の公開授業やワークショップ以外の項目として挙げてあった取り組みを引き続き行う。