令和4年度 学部授業・カリキュラム改善に向けた「重点テーマ」

重点テーマ・目的・期待する効果等

(1)テーマ

  1. コース制度を含む学部カリキュラムの改訂
  2. コース毎のカリキュラムマップおよびカリキュラムツリー作成によるコースの特徴の明確化・視覚化
  3. 留年率の更なる改善のための方策の検討、またそのための修学支援・学びの動機付けに関する取り組み実施

(2)目的

情報理工学部は昨年度に完成度を迎え、コース制度を含めた学部カリキュラム全体での状況把握が可能な状況となった。今年度は、上記テーマ1〜4について、カリキュラムの見直しや特徴の視覚化、留年率の更なる改善への取り組みを実施する。

  1. 情報理工学部の10コースそれぞれについて、昨年度に見直しの検討を行った。今年度はその内容を具体的な改訂案として作成することでカリキュラムの改善を行う。また、カリキュラム全体としては、必修科目の内容や、専門選択科目の追加・廃止なども含め、カリキュラム改善を行う。
    そこでは、学生のコース修了状況と、各専門科目の履修・修得状況のデータから、コース毎の教育内容・レベルの検証を行う。そして、5年前に検討した各コースの内容と今後の各コースのあるべき姿との間で方向性が異なってきたものについては適宜見直しを行う。
  2. カリキュラムマップは既に叩き台を学部として作成した。カリキュラムツリーは、これから作成することになる。本学部の学びの形はコース毎で違い、それらマップとツリーはコース毎に用意すべきと考えられるため、今年度はそれらをコース毎に作成して、特徴を明確にする。
  3. コンピュータ理工学部の時に比べ、情報理工学部の1期生の留年率は下がったものの、依然4年での卒業率は80%程度と留年は学内では比較的多いほうである。コロナ禍になってからは寺子屋がオンライン中心で十分に機能せず、修学支援が十分とは言えなかったかもしれない。また学びの動機付けとして行って来たランチタイムトークについても同様である。今年度はそれらの対面での実施や学生への周知も含め、修学支援を充実させ、更なる留年率改善および修学意欲の向上に努める。
     

(3)期待する効果

  1. 変化の激しい専門分野において、最新事情に合わせられる。またカリキュラム全体としての問題の改善ができる。その際、コース毎の難易度と最新動向とを踏まえ、学びの方向性を調整と共に内容の理解度向上を図る。また、本学部は時代の変化に追従しやすいようにコース制にしたが、今年の改定案の作成によって、今後のカリキュラム改善の容易さ・困難さが明確になる。
  2. カリキュラムマップおよびカリキュラムツリーにより、学生にとってコース毎の特徴を捉え、履修すべき選択科目を検討し易くする。また、学びの内容および修得状況が可視化されることによる学生自身の状況確認のし易さに結びつけること  ができる。
  3. 更なる留年率の低下および学びの動機付けの向上。
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