京都産業大学ギャラリーでは、2023年10月から2024年3月の期間中、全5回の公開講座（臨地講演・講演会）を担当学芸員ごとにさまざまなテーマで開催します。臨地講演「鈴木康久教授と歩く京の河川－鴨川・高瀬川‐」では、鴨川・高瀬川を実際に歩きながら京都の水文化について考えます。

鴨川は京都市内の南北を流れ、市民の憩いの場として親しまれている。しかし過去に幾度となく氾濫した川でもあり、『平家物語』には白河法皇の思うままにならない天下三不如意として「賀茂川の水、双六の賽、山法師」が挙げられた。鴨川は人々の暮らしに寄りそうとともに、時として牙を剥く存在であった。一方、高瀬川は江戸時代初期に角倉了以によって開削され、京都—伏見の水運に用いられた。高瀬川は鴨川高水敷を流れるみそそぎ川から二条大橋の下流付近で取水している。今回は鴨川・高瀬川を歩き、京都の水文化を考えたい。また高瀬川一之船入南側に位置する非公開寺院 廣誠院の見学を行う。

講師	特別講師：鈴木 康久教授（京都産業大学 現代社会学部 教授） 講師：浅子 里絵（京都産業大学 ギャラリー学芸員）
日時	2023年10月8日（日）10：00～12：30（予定）
集合場所	京阪三条駅南東 高山彦九郎皇居望拝之像前 （9：50時間厳守）
ルート	京阪三条駅→三条大橋→二条高瀬川・一之船入→廣誠院見学→三条高瀬川→松原橋→五条大橋>
定員	17人
申込	※事前申し込み制　申込期間：9月27日（水）11：00～10月4日（水）9：00
参加費	1000円（拝観料）

※全て徒歩にて移動しますので、歩きやすい服装・靴でご参加ください。廣誠院の見学には必ず靴下をご着用ください。