第24回企画展「京都大原・魚山大原寺 勝林院と僧坊ー京都産業大学大原東部の調査成果ー」開催(2月14日~3月31日)

2022.01.24

魚山大原寺勝林院は長和2年(1013)に寂源により声明念仏三昧の根本道場として創建されました。約90年のち聖応大師良忍によって来迎院が創建されると、二つの本堂を中心として僧坊が建立され、多くの僧侶が声明の研鑽をする拠点となりました。勝林院と来迎院を中心とした大原東部の寺院群は、魚山大原寺と総称されるようになります。
京都産業大学は平成23年(2011)より文化学部教授が中心となり、ギャラリー学芸員や博物館学芸員課程の学生とともに、大原・魚山勝林院について本尊・阿弥陀如来像とその納入仏や寺院の文献資料判読、現地でのフィールドワークなど多面的な調査を行ってきました。
勝林院本尊納入仏の一躯、阿弥陀如来坐像(平安時代成立)は損傷が激しく、令和3年(2021)、公益財団法人美術院にて修理が実施されました。また、令和2年度より株式会社文化財サービス協力のもと大原東部を上空よりドローン撮影し、勝林院本堂や僧坊の庭園についてデジタル復原を行っています。
本展示ではこれらの調査・研究成果について紹介いたします。この機会に京都大原・魚山大原寺の歴史の一端に触れていただければ幸いです。

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※ご来館に際してのお願い※
本企画展は新型コロナウイルス感染予防対策を実施したうえで開催いたします。ご来館及び施設の利用にあたっては、マスクを必ずご着用いただきますようご協力お願い申し上げます。
ご来館前には必ず

「当館の新型コロナウイルス感染拡大防止対策についてお知らせとお願い」
をご確認ください。
ご入館の際に検温を実施しています。また、「緊急連絡用来館者カード」の記入・提出をお願いしております。

期間 2022年2月14日(月)~3月31日(木)
休館日 日曜・祝日
※ただし、2月27日(日)、3月13日(日)は開館
時間 水曜日:13時~16時30分
水曜日以外:10時~16時30分
(いずれも入館受付は16時終了)
場所 京都産業大学むすびわざ館2階 ギャラリー
京都市下京区中堂寺命婦町1-10
むすびわざ館へのアクセス
入場料 無料
関連イベント 講演会①「勝林院の歴史と最新の調査成果」(2月27日13時開演)
講演会②「本尊納入仏の修理と発見」(3月13日13時開演)
※ 各回定員90名、要申込み
講演会はオンラインでも配信します。
協力 魚山勝林院、魚山浄蓮華院、魚山蓮成院、
株式会社文化財サービス、公益財団法人美術院、京都産業大学図書館
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