「和歌と短歌-心とことば 三十一(みそひと)文字(もじ)の世界-」日本文化研究所 主催 シンポジウム

2016.02.02

四季の移ろいの中、自然とともに生きてきた日本人は、和歌という文芸により、ことばを用いてこころの動きを定着させる術を手に入れました。恋の熱情や世の無常、人生の喜怒哀楽、折々の思いを伝えるために、日本人は現代に到るまでこの定型詩を手放そうとせず、三十一文字を紡ぎ出し続けてきたのです。

シンポジウムでは、まず、古典から現代短歌まで長年にわたり研究されてきた久保田淳氏、藤原俊成・定家を家祖とする「歌の家」に生まれ冷泉流歌道の伝統と文化を現代に継承されている冷泉貴実子氏、そして本学からは歌人で細胞学者、永田和宏総合生命科学部教授の3氏に、それぞれの視点から講演していただきます。
続くパネルディスカッションでは、和歌および短歌について、さまざまな角度から論じていただきます。
開催日時  2016年2月21日(日)
開場 13:00  開演 13:30  終演 16:30(予定)
会場 京都産業大学 壬生校地 むすびわざ館 2階ホール
京都市下京区中堂寺命婦町1-10(京都市下京区壬生川松原下る)
交通アクセス
定員 250名(参加無料)
申込方法 インターネット 申込は以下にある申込フォームボタンから。
FAX 本ページにリンクしているチラシ裏面の参加申込用紙に必要事項ご記入の上、以下のFAX番号宛にご送信下さい。
FAX : 075-705-1966
京都産業大学 研究機構(研究支援担当) 宛
往復はがき 郵便番号・住所・氏名(フリガナ)・年齢・性別・参加希望人数・電話番号をご記入の上、以下の宛先にご郵送ください。
〒603-8555 京都市北区上賀茂本山
京都産業大学 研究機構(研究支援担当) 宛
  ※ご提供頂いた個人情報は、本学開催行事の案内以外には一切使用いたしません。
申込期限 2016年2月12日(金)
往復はがきは当日必着。参加証は2月15日(月)頃発送予定。
※インターネットからのお申込は定員に至るまで受付可能です。

講演者

久保田 淳 氏
(東京大学名誉教授)
昭和8年、東京都生まれ。東京大学名誉教授。日本学士院会員。文化功労者。文学博士(東京大学)。東京大学文学部卒。専門は日本文学(特に和歌文学、中世文学、文学史)。東京大学助手、白百合女子大学助教授、東京大学文学部助教授、同教授、白百合女子大学教授を歴任。
現在刊行中の『和歌文学大系』全80巻(明治書院)の監修・編集をはじめ、『新古今歌人の研究』(東京大学出版会)、『久保田淳著作選集』全3巻(岩波書店)、『新古今和歌集全注釈』全6巻(角川学芸出版)、『ことばの森—歌ことばおぼえ書』(明治書院)、『NHK短歌和歌への招待 四季の歌ごころ』(NHK出版)など著書多数。
冷泉 貴実子 氏
(公益財団法人 冷泉家
時雨亭文庫常務理事)
京都市生まれ。公益財団法人冷泉家時雨亭文庫常務理事。京都女子大学大学院修士課程修了。文学修士。高校教諭を経て現職。専門は日本近世公家史。
冷泉家24代当主の故・冷泉為任氏長女、25代当主冷泉為人氏夫人。藤原俊成、定家の流れをくむ冷泉家の和歌と文化の継承に力を注ぐ。『冷泉家八〇〇年の「守る力」』(集英社新書)、『花もみぢ—冷泉家と京都』(書肆フローラ)、『冷泉家歌ごよみ—京の八百歳』(京都新聞社)、日本文化・京都文化の魅力を四季折々の自然や年中行事を窓に綴るエッセイなど、著書多数。
永田 和宏
(総合生命科学部教授
・歌人)
昭和22年、滋賀県生まれ。京都産業大学総合生命科学部教授。歌人。宮中歌会始詠進歌選者。「塔」短歌会を主宰、現在は選者。京都大学理学部卒。専門は細胞生物学。森永乳業中央研究所研究員、京都大学再生医科学研究所教授などを経て、現職。紫綬褒章受章。歌集『饗庭』(砂子屋書房)で読売文学賞、『風位』(短歌研究社)で芸術選奨文部科学大臣賞、迢空賞をはじめ、京都新聞大賞文化学術賞など受賞歴多数。岩波新書に文系理系を超えて『タンパク質の一生』『近代秀歌』『現代秀歌』を執筆刊行。細胞生物学の専門書、短歌に関する評論、随筆など幅広い分野にわたり著書多数。
お問い合わせ先
京都産業大学 研究機構
〒603-8555 京都市北区上賀茂本山
Tel.075-705-1468
kenkyu-sho@star.kyoto-su.ac.jp
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