7月23日（木）〜24日（金）に大阪市シティプラザ大阪で開催された第24回日本がん転移学会学術集会において、工学研究科博士課程3年生のオントン・パーワレッドさん（タイ・チェンマイ大学出身）が、優秀ポスター賞を受賞しました。
　受賞論文題目は「ヒアルロン酸過剰産生は上皮間葉転換を誘導してがん幹細胞性の獲得を促進する」で、がん幹細胞の新たな制御機構の解明が評価されての受賞です。

※オントンさんを筆頭著者とする関連の研究論文は、昨年、米国科学誌Journal of Biological Chemistryにおいて上位2%の論文が選ばれる”Paper of the Week”に採択されるなど、高い評価を得ています。

　助教や研究員クラスの研究者が同賞を受賞するなか、オントンさんが学生として、しかも留学生として表彰されたことは、まさに快挙です。私達の研究の重要性が認められたことは大変喜ばしく、今回の成果はタイと日本の学生が切磋琢磨することでシナジー効果が現れた証といえます。この受賞によって、国際交流のより一層の発展と研究力の向上に弾みがつくことを期待しています。