総合生命科学部 バイオフォーラム2014 開催報告(2014.11.21)

 11月21日(金)15号館15102セミナー室において、総合生命科学部バイオフォーラムが開催され,兵庫県立大学大学院生命理学研究科の吉田秀郎教授に「小胞体ストレス応答とゴルジ体ストレス応答」と題し,講演頂いた。

 小胞体において正しい立体構造を形成できない不良品タンパク質が蓄積すると,小胞体にストレスを引き起こし,その結果,アルツハイマー病やパーキンソン病のようなフォールディング病を引き起こす。細胞はこのような危機的状況を回避するために,小胞体ストレス応答機構を活性化して小胞体の機能を増強する。ゴルジ体においても,多くのタンパク質が小胞体から運搬されるとゴルジ体の機能が不足し,ゴルジ体ストレスを引き起こす。ゴルジ体もストレスを回避するしくみを持つことを最近見いだした。本講演では,小胞体およびゴルジ体ストレスに関する最新の研究成果についてご講演頂いた

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