総合生命科学部 第166回細胞生物学セミナー 生命科学セミナー開催(2014.07.24)

上皮細胞におけるトリセルラージャンクションの分子構築および機能

【講師】小田 裕香子 博士

京都大学ウイルス研究所

日時 2014年7月24日(木)16:00〜17:00
場所 京都産業大学 15号館1階 15102セミナー室
交通アクセス
世話人 京都産業大学総合生命科学部 永田 和宏 教授

 多細胞生物の器官の多くは、上皮細胞のシートからなる大小の袋や管を基本構造として形作られる。この細胞シートにおける個々の細胞は、六角形を基本とした多角形からなる“敷石状形態”をとる。“頂点”に相当するトリセルラージャンクションの役割は長らく不明であった。我々は最近、トリセルラージャンクションの構成分子が、頂点を起点とする細胞膜の張力発生に関わり、細胞形態を制御することを見出した。本セミナーでは、トリセルラージャンクションの機能と形成機構について紹介したい。


 
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