生命科学セミナー『私立大学戦略的研究基盤形成支援事業「タンパク質の生成と管理」セミナー』開催(2013.11.20)
日時 | 2013年11月20日(水) 16:00〜17:00 |
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場所 | 京都産業大学 15号館1階 15102セミナー室 交通アクセス |
世話人 | 京都産業大学総合生命科学 生命システム学科 吉田賢右 |
共催 | 京都産業大学総合生命科学部、 私立大学戦略的研究基盤形成支援事業「タンパク質の生成と管理」 |
【講師】Michelangelo Campanella
University of London
【演題】Inside Out Mitochondrial Biology: Role the F1-FoATPsynthase "Endogenous Regulator" Atpif1
ミトコンドリアATP合成酵素は、虚血などの条件下では逆反応であるATP加水分解を触媒する。これは無駄で有害であるので、阻害因子IF1によって阻止される。もし、IF1が機能しなかったらどうなるか。ミトコンドリアの膜電位は低下し、アポトシスが進行する。がん細胞の増殖にとってもIF1は重要な役割を果たしているらしい。IF1を含めてATP合成酵素の制御について、現状の理解と進行中の研究について紹介する。