工学研究科 生物工学専攻 博士後期課程3年 万木肇さんの研究発表が第85回日本生化学会大会 鈴木紘一メモリアル賞に選ばれました

 2012年12月14日〜16日、福岡国際会議場で開催された第85回日本生化学会大会において、工学研究科 生物工学専攻 博士後期課程3年 万木肇さんの研究発表(シグレック−9とプロヒビチンの相互作用によるT細胞受容体を介したシグナル伝達の制御)が、鈴木紘一メモリアル賞に選ばれました。

 この賞は、同大会の口頭発表、ポスターセッション両部門での発表に対して、研究成果および発表内容の優れた若手研究者に授与されます。

 万木さんの発表は、活性化した T 細胞上にプロヒビチンが誘導され、そのプロヒビチンが T 細胞受容体を介した細胞内情報伝達の制御に関わるというものでした。この成果によりプロヒビチンを標的とした新たな免疫抑制剤の開発に繋がることが期待されます。

 指導教授の中田博先生も「糖鎖生物学を基盤として、免疫学分野の重要な現象に関与する分子機構を明らかにした独創的内容が評価されたものと思われる」とコメントを述べた。

 
PAGE TOP