第3・4回 バイオフォーラム2012
最先端の生命科学研究に触れてみませんか
第3回
日本の化学サリンテロと
アメリカの生物炭疽菌テロ事件
日本で発生したサリンテロ事件は、民間で起こされた最初のものであった。その規模が大きかったため、世界の注目をあびた。私の助言が功を奏して、日本の警察が地中からサリンの分解物メチールスルホン酸を検出する事が可能となり、サリン製造所がつきとめられた。また死刑囚中川智正医師と面接して、不明のまま残されていた事項も判明した。松本サリン事件から東京地下鉄サリン事件まで至る経緯を系統的に解説する。
アメリカで2001年に発生した炭疽菌生物テロ事件は、生物テロとして世界初めての事件で世界を驚かせた。封筒に炭疽菌芽胞の粉末を送った事件で、最終的に突き止めると、意外に生物兵器を防衛するアメリカ陸軍が出所であった。この2大事件の類似点や相違点などについて解説する。
講師
コロラド州立大学名誉教授、順天堂大学客員教授
Anthony T. Tu(杜 祖健)博士
日時 | 2012年6月12日(火) 開場 12:45〜 開演 13:15〜(講演時間:75分) |
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場所 | 京都産業大学 図書館ホール |
交通 | ※キャンパス内に駐車場はありません。公共交通機関をご利用ください。 交通アクセス |
備考 | 事前申込不要・入場無料・一般の方の参加歓迎 |
主催 | 京都産業大学 総合生命科学部 |
第4回
未来を拓け! 環境にやさしいプラスチック
生物合成、化学合成、物性評価、構造解析、酵素分解など、高分子の化学・材料学・構造学・環境化学・グリーンサステイナブルケミストリーの幅広い観点から、石油を原料としない、再生産可能な天然多糖類や木質バイオマス資源を原料とした「バイオマスプラスチック」と、使用中は従来のプラスチックと同じ性能を発揮し、使用後は環境中で分解する「生分解性プラスチック」 に関する基礎から応用までの研究について紹介する。
講師
東京大学大学院 農学生命科学研究科 生物材料科学専攻 高分子材料学研究室
岩田 忠久 教授
日時 | 2012年6月14日(木) 開場 15:30〜 開演 16:00〜(講演時間:60分) |
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場所 | 京都産業大学総合生命科学部15号館 15102セミナー室 |
交通 | ※キャンパス内に駐車場はありません。公共交通機関をご利用ください。 交通アクセス |
備考 | 事前申込不要・入場無料・一般の方の参加歓迎 |
主催 | 京都産業大学 総合生命科学部 |
問い合わせ
京都市北区上賀茂本山
京都産業大学 総合生命科学部事務室
Tel.075-705-1466