私立大学戦略的研究基盤形成支援事業第8回セミナー
（第2回 生命科学セミナー）開催
高等植物の生殖にかかわるpentatricopeptide repeat遺伝子の進化
概要
| 日時 | 2011年6月10日 16：00〜17：00 |
|---|---|
| 場所 | 16号館2階16203会議室 |
| 演題 | 高等植物の生殖にかかわるpentatricopeptide repeat遺伝子の進化 |
| 講師 | 藤井 壮太 博士 （京都大学理学研究科 JSPS特別研究員） |
| 対象 | 本学学生・教職員（参加無料・申込不要） |
要旨
Pentatricopeptide repeat (PPR)は真核生物特有の遺伝子ファミリーであり、高等植物では進化の過程において50-100倍の規模に数を増やしている。近年の研究により、PPRタンパク質のほとんどがミトコンドリアか葉緑体において様々な転写後RNA修飾プロセスに関わっている事が明らかとなってきた。本発表では20種を越える植物種の比較解析からPPRタンパク質の進化とオルガネラとの共生について考察する。さらにPPRのうち、特に生殖メカニズムに関わるサブクラスについての塩基配列解析の結果から、高等植物の生殖とミトコンドリアとの関係について現在の考えを紹介する。
世話人：生命資源環境学科 河邊 昭
主催：京都産業大学総合生命科学部
