学部紹介

21世紀、人類と地球にとっての緊急の課題は生命科学の領域に多く現れています。
遺伝子や細胞の理解にもとづく先端的医療技術の開発、食糧・環境問題の解決、世界的な感染症の克服など、生命科学の進展により、私たちのライフスタイルは革新的な進化を遂げるでしょう。
このような時代の要請から平成22年にスタートした総合生命科学部には「生命システム学科」「生命資源環境学科」「動物生命医科学科」の3学科が設置され、最先端の研究に取り組む環境が用意されています。

生命科学の最前線へと導く様々な取り組み

実験重視の教育

1年次から実験科目を受講し、学年進行につれて徐々にレベルの高い実験科目に取り組むことで、専門的な知識や技術を効率よく修得します。3、4年次の特別研究では、指導教員の研究室で実験や文献調査を行い、卒業研究に取り組みます。
実験技術の修得には、その裏付けとなる知識が必要であり、専門の講義科目はより一層重要性を増します。そのために、専門性を重視したカリキュラム構成となっていて、卒業要件単位(128単位)に占める専門科目の割合(96単位)が高くなっています。

徹底した少人数教育

1学年3学科115名の定員に対して、50名の教員が指導し、他大学に例を見ない徹底した少人数教育を行っています。
「実験系の学部では少人数教育が不可欠」という理念のもと、きめ細かな実験指導、履修指導を行います。

化学演習・生物学演習

生命科学を学ぶには、化学と生物学の基本知識が不可欠です。そのため、1年次春学期に「化学演習」と「生物学演習」を週2コマずつ開講しています。これらの科目では、専門科目の学習に必要な高校レベルから大学の基礎的な知識を身につけることが狙いです。

学部開講の専門科目は、これらの演習科目から始まり、基礎・応用専門科目、特別研究へと、発展的な科目を学年進行とともに配置して、スムーズに専門科目を学習できるようにしています。

グローバル・サイエンス・コース(GSC)

文部科学省に採択された理系産業人育成プログラム。理系の研究は学会、論文ともに英語が基本です。GSCは、外国語学部と連携して、理系学生に要求される英語力を身につけるためのプログラムです。多様な英語科目、国内での英語キャンプ、海外の大学や研究機関で専門知識や英語を学ぶ留学プログラムなどを設けています。

グローバル・サイエンス・コース(GSC)

大学院への進学について

総合生命科学部では、大学院に進学して、よりレベルの高い専門的な知識と実験技術を身につけることを推奨しています。大学院に進学することで、学部3年次秋学期から修士2年次までの少なくとも3年半にわたり、研究にしっかりと取り組むことができます。研究活動を通じて、専門的な分野・職種で活躍できる人材を育成します。
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