ここの生活にも慣れてきたので、油断をしていると危ないかも知れません。今日も危うくミカンを5kgも売りつけられそうになりました。

烟台にはリンゴ・ミカン・いちご・すいかなど果物がたくさんあります。リンゴはけっこう美味しいです。私が「どこで作ってるの？」と聞いたら「禁止だから行っちゃだめ」と言われました。採りに行くと思ったのでしょうか？

今日は私のとても疲れた話をします。こちらに来て間もなく、近所の餃子館のお姉さんと友達になり、土・日と「相互学習」をしています。ある日のこと、いきなり「広島は今どうか？」と聞かれたので、私が「現在は日本の中国地方で一番大きな都市だ。」と言い、私も言わなくても良かったのですが「昔原爆が投下されたが、今は大きな都市となっている」と言ってしまったところ、「原爆が投下された時どうだった？」などと聞かれ、私がいろいろ知っていることを話すと、ケラケラ笑いながら「真的 ma？」と言われ、私もムスっとし、半分怒りがこみあげて来たところで抗日運動の話になり、731部隊や中国人で人体実験をしていたという話の悲惨さを聞かされ、結局「日本に原爆が投下されたのはあたり前だ！」と中国人は考えていると言っていました。「誰打」みたいな表現をしていたと思います。

この時「戦争の話には触れないほうが良い」と誰かに聞いたのを思い出し、後悔しました。お姉さんは26歳ですが、やはりこういう考えをするのだなと思いました。話し終わったあと「真有意思！」と笑ってました。

こんな愛想の良い田舎の人々の内面にもこのような考えは多くあるとおもい、私も言動に気を配らなければ、と思いました。

話はかわりますが、どうやらここ「烟台師範学院」はHSKのための学校のようです。語法・听力が多く、実用的と言うよりも語法一つ一つにとてもうるさいです。生詞も使い方一つ一つ説明し、一週間に80個くらい覚えます。話すことはあまりと言うか、全くと言えるくらい重点は置かれていません。

山東方言はやっぱり有ります。「是 shi4 」ではなく「si4」です。あまりひどくはないです。「師院 shi1yuan4」ではなく「si1yuan4」です。方言は有りますがみんな親切です。それでもタクシーの運転手の言っていることはわかりません。