「第8回 中国語学科暗唱大会」報告

上位入賞の皆さん

 去る12月4日(水)の午後、図書館ホールで外国語学部中国語学科主催の中国語暗唱大会が開かれ、中国語学科や共通中国語「エキスパート」クラスで中国語を学んでいる1年生が、クラスメートたちの熱き声援の中、中国語の文章を暗唱し、日頃の学習の成果を披露しました。

 今回の大会は【一般の部】と【既習者の部】の二部構成で実施され、それぞれ審査・入賞者の決定を行ないました。

◆厳正な審査の結果、上位入賞を果たしたのは次の方々です。

暗唱発表の一場面

1年生の皆さん(一部)

上位入賞者の感想

片田 大地さん

 「発表はとても緊張しましたが、他の人には真似できない「自分らしさ」を出そうと思って臨みました。その結果、このような素晴らしい賞を頂けたのも、毎日練習に付き合ってくださった先生方のおかげだと思います。本当に感謝の気持ちでいっぱいです。暗唱大会に出場して本当によかったです。せっかくこのような貴重な機会をいただいたので、これからも中国語を学んで、能力、知識ともに高めていけたらいいなと思っています。」

小林 咲恵さん

 「人前で中国語を話すということがどれだけ大変かよくわかりました。いざ、自分の順番になると緊張で声が震えました。でも、一旦口が動き出せば練習通りに暗唱することができました。暗唱大会に向けて上回生が発音指導を行ってくれて本当によかったです。「私のとき、ここはこう読んだよ」というアドバイスなどをいただけました。同級生、上回生の発表は発音がうまくなりたいという刺激になりました。」

山口 友紀さん

 「自分が入賞できるとは思わなかったので、とても驚きましたが、先生方に指導をして頂き練習してきた成果を発揮することができてよかったと思います。また、大勢の人の前に立って発表するということに慣れていなかったため、良い経験ができました。今後はさらに積極的に学び、中国語の理解や技能を高めていきたいです。」

小坂 理紗さん

 「中国語を学習し始めて半年余りで、まだまだしっかり発音できてない部分があったのにもかかわらず、暗唱大会で賞をいただくことができて、大変うれしいです。今回の暗唱大会で、少し自信がつき、より自分が話す中国語のスキルを高めたいと思うようになりました。本当にありがとうございました。」

土居 理慧さん

 「初めて暗唱大会に参加し、大勢の方々の前で暗唱するのはとても緊張しました。今回工夫したのは、声のトーン、表情、全体を見渡すことです。それ以外に何度も音声ファイルを聞き作者の心情を調べ本人になりきった気分で読む練習を積み重ねました。本番では練習の成果を発揮し、賞状を受け取ることができて本当に嬉しかったです。」

◆暗唱発表の審査結果を待つ間、会場では関ゼミ所属の上級生による中国語スピーチの発表が行われました。

◆大会後に催された茶話会では、上級生による中国語クイズでも盛り上がりました。

  • 中国語スピーチの一場面

  • 茶話会での様子


一般の部

優勝 1名 片田 大地
第2位 1名 小林 咲恵
第3位 1名 富田 楓子
健闘賞 2名、同点 山口 友紀、小坂 理紗

既修者の部

優秀賞 1名 土居 理慧

審査員は、次の方々です。

審査員長 森 博達〔外国語学部中国語学科教員〕
審査員 劉 璐〔マネジメント研究科〕
審査員 朱 明祺〔外国語学研究科〕

表彰式では、審査員が次のような講評を述べられました。

森博達審査委員長「総評」

 今年も中国語学科の学生と共通外国語エキスパートの学生が一堂に集まり、盛会となりました。大多数の人が4月から中国語の学習を始めて、ここまで上達したのは、嬉しいかぎりです。皆さんの努力と先生方のご指導に敬意を払います。
 中国語の声調については、ほとんどの人が半三声など正確にできていましたが、声母・韻母の発音についてはもう少し丁寧に改善する余地があります。日本語よりも口形を明確にし、また、ひきしまった発声を心がけることで改善できるはずです。また、人前で緊張して文章を想い出せない場合もありましたが、これもよい経験になります。今後は準備を十分して、緊張を克服して下さい。
 本学の「売り」は「元気の良さ」です。今は間違っても構わないので、大きな声で堂々と発表してください。
 今回の結果は、エキスパートの学生が入賞者の多数を占めました。中国語学科の学生には良い刺激になったことでしょう。今後とも切磋琢磨して中国語学習に励んでほしいと思います。
 皆さんはまだ大学1年生であり、これから3年以上の時間があります。中国語上達の成否は今後の努力にかかっています。奮闘を祈っています。

劉璐審査員

 第8回の中国語暗唱大会の審査員を務めさせていただいて、本当にうれしく思います。
 1年生の発表者の発音に驚きました。これは日々、時間をかけて勉強した成果でしょう。
 ステージに立って、皆さんの前で発表することは非常に勇気が必要になります。発表に参加して、自信がつくと思います。これからの勉強に対してプラスになるでしょう。
 発表途中で突然、内容を忘れたことがありましたが、それは構いません。今回の失敗はきっと次回の成功につながるでしょう。
 皆さんが努力している姿をみると、私はもっと日本語を勉強しようと思いました。これから一緒にがんばりましょう。

朱明祺審査員

 みなさんよく頑張りました。おつかれさまでした。
 総合的に言えば、みなさんの発音やスピードなどがよかったと思います。少し足りなかったのは、イントネーションとストレスやパフォーマンス・表演のところだと思います。
 母国語以外の言語を勉強するのはとても大変ですが、自分も日本語を勉強する時、苦しいと感じる時もありました。なんといってもみなさん絶対あきらめないで、自分のことを信じて前向きに進んでほしいです。今後もしみなさんが中国語の勉強についてわからないことがあったら、遠慮しないで私に聞いてください。みなさんの力になりたいと思います。

*受賞者の声、大会や茶話会の写真は、追ってこのページでご報告します。

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