井村ゼミ 「サイバー適塾京産大セッション」を開催 (2012.11.9)

 11月9日(金)むすびわざ館にて、井村ゼミ生がサイバー適塾塾生と合同でのセミナー「サイバー適塾京産大セッション」を開催しました。

 サイバー適塾とは、「国際社会に通用するパワフルなリーダー」を養成することを目的に、関西経済界が英知を集結し、「実学重視」の人材育成、「強力な人脈形成」を推進する新しい教育の場のことです。

 昨年に引き続いて2度目の開催となるこのセミナーは、サイバー適塾塾生が在籍する企業をゼミ生が研究発表し、経営学の視点から分析、提言などを行うことで経営学的思考を高めるなど、サイバー適塾塾生にとっても知的刺激を得ていただく機会となっています。今回はアートコーポレーション、京阪電気鉄道、竹中工務店、ダイキン工業、西日本高速道路、西日本電信電話、日立製作所、三菱商事、三菱電機、りそな銀行、JBCCホールディングスの11社を対象に、各企業から派遣されたサイバー適塾にて研修中である第一線の企業人の皆様と共に、半年かけて各企業の優れた戦略・組織について研究を重ねました。

 各企業について研究した成果を携えたゼミ生は、企業訪問をして当該企業のメンバーと共に研究を深めてきました。セミナー当日は、松本偉公認会計士による基調講演「JAL 早期再生についての分析」に続いて、11班のゼミ生たちが研究発表し、サイバー適塾塾生からコメントをいただきました。
 その後、行われた参加者からの質疑応答では、企業の方からだけでなく、ゼミ生からも多くの鋭い質問があり、それに対して発表者や企業の方が回答するなど活発な議論が行われました。

 すべての発表終了後、サイバー適塾塾生による投票が行われ、サイバー適塾京産大大賞を決定しました。受賞した発表者及び当該企業のメンバーには、それぞれ賞や副賞が授与されました。
 副賞として、井村ゼミがフィールドワークを行っている錦市場商店街の老舗京野菜店「川政」の松茸を選定しました。

 セミナーの後は、京町家にて懇親会を実施し、交流を深めるとともに、社会人になる上での心得や就職活動の際のアドバイスなど、貴重なお話を伺いました。

 このプロジェクトは、来年度以降も実施予定であり、新たな企業や新ゼミ生とともに、困難な時代を乗り越える企業に対して、若い視点からの提案を試みます。
 なお、合同セミナーの優勝者は、11月14日(水)に開催された経営学部ゼミ研究報告大会にて活動内容と成果を報告しました。

PAGE TOP