Vol.106 写真部 主将 松尾 寛生さんインタビュー

11月23日(木)~26日(日)に「生き物展」、
12月7日(木)~12月10日(日)に「新人展」、
12月14日(木)~17日(日)に「2、3年次合同展」と、
活発に部展を開催される写真部の主将松尾さんにお話を伺いました。

普段はどのような活動をされているのですか?

松尾 寛生さん(経営・3年次)
毎週水曜日に部会を開いています。部会では、次に開催する写真展の打合せなど、イベントに関することや、他大学の展示会のお知らせなど、部員同士で情報を共有したりしています。頻繁に行っている活動は部会のみで、展示会に向けた撮影活動は基本的に各自で自由に行っています。写真部の部員皆で行う撮影会は3回の合宿含め年間で5.6回ほどです。撮影したいものは部員それぞれ異なってくるので、撮影を主とした団体行動は少なく、個人の自由さを尊重していますが、部展の時期は、協力し合って和気あいあいと準備を進めています

11月後半から12月にかけて随時部展をされる予定ですが、年間を通してもたくさんの部展をされているのですか?

年間のおおまかなスケジュールとしては、4月に新歓展(新歓祭やシエスタにて)、5月に学内展示会、6月~7月頃に学外展示会(2・3年次生展)を2回行い、9月に京都学生写真連盟の展示会参加、11月に神山祭部展、11月~12月頃に新人展、学外展示会(2・3年次生展)、翌年2月に卒展をだいたい例年行なっています。また、5月に行った学内展示会は電子計算機応用部の方々とのコラボレーションでしたので、普段の展示会とは少し違った展示会となったことも後押しし、学内の方に写真部の事をより知ってもらえた展示会になったと思います。

毎回展示会の準備など大変ではありませんか?

部展のテーマを決めることには毎回苦労しています。部員それぞれに撮りたい写真ややってみたいことがあるので、1つのテーマに絞ることが難しく、毎回たくさんの時間をかけて話し合い、決めています。テーマを決めてから撮影に入ります。撮影期間はだいたい2~3ヶ月設けていますが、長いときは半年以上の撮影期間を設けるときもあります。11/23(木)~11/26(日)に行った「生き物展」は8ヶ月間の撮影期間を設けました。長期間設けることで、自分たちの意図を込めたより良い写真を撮る機会を増やせます。また各写真のタイトル決めも時間がかかるため、苦労しています。伝えたいことを上手く表現出来るタイトルに絞ることが難しいです。各部員悩み抜いて決めていますので、部展に来られる方はタイトルと写真の組み合わせも楽しんでいただけると嬉しいです。

写真を撮影する際に心がけていることは何ですか?

撮影はあらかじめ被写体を決めて、狙って撮影する場合もありますが、たまたまの出会いによって良いものが取れるときもあるので、どちらの場合もその瞬間を上手く切り取るように試行錯誤しています。アングルや光の入り方などの撮影要素は、撮影した人の意図が込められるので、受け手にもそれが伝わるように心がけています。また写真部には初心者の部員が多数いるので、先輩が撮影方法をレクチャーするときもあります。そのときは基本操作の意味や使い方などから意図した撮影を目標にさせたり、意味のない傾きや明るすぎることがないかなど注意点を教えます。しかし、自分たちもあくまで素人に近いレベルなので、教えられるのは撮影の基礎程度であり、あとは経験値や個人勉強が重要になってくると思います。主役をどこに置くかで意味が生まれるなど、写真を撮ることは経験して分かっていくことが多いです。

主将としては心がけていることなどはありますか?

なるべく部員一人一人とコミュニケーションを取るように心がけています。この春、多くの新入生が入部してくれたので、とても人数が増え、にぎやかな部になりました。人数が多いと色んな部員がいるので、様々な考えがあり、より忙しなくも楽しく活動出来ています。その反面、まとめるのが難しく感じることもあります。それを解消するため、年次生に関係なく、全部員と関わるようにしています。また、主将としてまとめるというよりも、部員皆と同じ目線で、一緒に作り上げていきたいと思っているので、それも心がけている1つです。

今までの写真部の活動の中で、印象に残った活動は何ですか?

2年次生の際に行った「すがた展」です。名前の通り「人」が主役の写真がテーマで、ポートレートといい、人の全身の姿だけでなく人の一部を映したものも展示しました。私を含め、普段では人物の撮影することが少ない部員も多く、四苦八苦しながら皆で楽しく準備していたことが印象に残っています。また出品作品の完成度も全体的に高く、来場者の方々からも高評価を多くいただけたので、満足のいく部展でした。

この12月に行われる各写真展について、見どころをお願いします!

「新人展」は新入生メインの展示会です。入部してからの1年間の撮影成果を見せる場で、新入生にとっては初の学外展示会となるため、みんな気合いを入れて準備しています。ただ、1年次生だけでは、もちろん分からないことも多いので、主に例年2年次生がアドバイスしたり、手助けをしています。年次生間はもちろん、先輩との縦の繋がりを強化することが出来る1つのイベントです。初々しい新入生の様々な写真を楽しんでいただけたらと思います。また「2・3年次合同展」の今回のテーマはノスタルジックです。哀愁や懐かしさを写真で表現するのは非常に難しかったですが、その分、部員一人一人思いを込めて撮影しました。それぞれの特色が出て、個性的な展示会となっています。私たち3年次生にとっては引退前のこれが最後の部展です。3年間の活動の集大成ですので、ぜひこちらも多くの方に見にきていただけたら嬉しいです。

少し照れながらも写真の魅力について熱く答えてくれた松尾さん。写真部の皆さんの魅力が詰まった各部展に皆さんもぜひお越しください!

(2017.12.04)

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