Vol.105 サッカー部 西川 駿一郎さんインタビュー

9月20日(水)~27日(水)、韓国・太白(テベク)市で行われた
「Asian University Football Tournament」に日本代表として出場された、
本学サッカー部の西川さんにお話を伺いました。

「Asian University Football Tournament」出場おめでとうございます。どのような大会ですか?

西川 駿一郎さん(経済・1年次)
アジアの各国の大学生選抜チームが出場する、国際大会です。日本代表としては、関西と関東の選抜チームがあり、私は関西選抜チームとして出場しました。他国からは韓国が日本と同様に2チーム(ソウル市選抜チームとソウル市近郊選抜チーム)、タイ・マレーシアは1チームずつ出場するなどアジア圏の選抜チームが出場しました。

西川さんはどのようにして、日本代表に選ばれたのですか?

まず6月頃に関西圏の大学対象で1回目の選考会があり、その選考会を通過した学生を対象とした、2回目の選考会が行われ、選ばれました。1回目の選考会では、30分1本の試合を6~8試合ほど行い、その試合でのプレーの様子が選考の対象となります。2回目の選考会でも同じように試合内容が選考対象のメインでした。ただ、初めて一緒にプレーする学生とチームを組むので、それぞれの戦術を考えるミーティングでの発言や理解力も、選考に重視されているように感じました。初めて組むチームで、チームワークを重視するのは難しいので、それぞれ個人の良さをどう活かしてプレーしていくか、個人の能力をどれだけ伸ばしていけるかが重要であり、それに対応できる学生が選考に残っていたように感じました。

日本代表に選ばれたとき、どうでしたか?

とてもびっくりしました。この選考には、関西学生サッカーリーグでの活躍も考慮されているようなのですが、私はそのリーグでは出場していないため、驚きました。また同時にとても嬉しかったです。日本代表チームという、レベルの高いプレーが出来るのがとても楽しみでした。小学校からサッカーを始めていて、中学で府の選抜に選ばれたことはありましたが、高校時代は試合に出られず、悔しい思いをしていました。今回、この機会を与えてもらったことに感謝し、自分の力がどこまで通用するのかを試す、良い機会だと思い、出来る限りのことをしようと心がけました。

初の国際大会、実際にプレーされていかがでしたか?

率直に言って、悔しいの一言です。同じアジア圏であっても、プレーの差を感じました。日本の選手は、確実に点が決められるという確信が無ければ、なかなか動き出せない部分が多いのですが、海外の選手たちは、チャンスを無駄にせず、少しの可能性があれば、どんどん前に出ていました。必然とゴールを狙ってくる機会が多く、また決断力だけでなく、足のスピードも速かったので、そこでも差を感じました。初の国際大会でしたが、緊張は全くなかったです。むしろ、せっかくこの舞台に立てているので、「とことんやってやろう」という気持ちが大きかったです。

この経験を経て、普段の練習等で変化はありましたか?

海外選手のスピード感に差を感じたので、とにかくそこを補おうと思っています。反復の練習や立ち上がりの練習など、ボールが来たときの反応する力をもっと高めていくことに重きを置いています。やはりゴールキーパーは、ボールが来たときに何よりも俊敏な対応が必要となるので、そこを突きつめて、海外選手に引けをとらないようにしていきたいと思います。

昔からゴールキーパーをされていたのですか?

ゴールキーパーを始めたのは、小学校4年生からです。当時のチームコーチに勧められたことがきっかけです。でも当初はあまり乗り気ではありませんでした。コーチから一度プレーしてみることを勧められて行った結果、想像以上に楽しかったことを覚えています。自分がボールを止めることで、チームを勝利に導くことができるという、自分が頑張った結果が点に結びつくことに喜びを覚え、プレーするたび、どんどん興味も持ち始めたので、現在も続けています。常にやりがいと面白さを感じるポジションです。

この4月から本学に入学され、大学でのクラブ活動はいかがですか?

高校のときよりも、上位レベルの人と対戦することが増え、最初は少し戸惑いました。しかし、それは今良い環境でプレーさせてもらっている証拠でもあるので、様々なことに進んで挑戦し、もっと上を目指していきたいです。チームも良い雰囲気で、尊敬する先輩方が多数いるので、盗めるところはどんどん盗んでいけたらと思っています。特に同じゴールキーパーというポジションで活躍されている、射庭 康太朗さん(経済・4年次)は学ぶべきところが多い方です。どんなときでもゴールキーパーとしての基礎がぶれず、常に慎重にプレーをされており、簡単なミスをされないです。4年次生なので、一緒にプレーできるのは、あと数か月ですが、真似できることは沢山していきたいです。

今後の目標は?

将来はプロの選手を目指しているので、そのために、今後も今回のような代表選手に選ばれるよう、日々コツコツと練習に励んでいきます。チームとしてはインカレに出場することが目標です。リーグ戦でも勝ち点を増やすことが大切なので、チームの勝利に貢献できるよう、頑張っていきたいと思います。

日本代表として初の国際大会に出場を果たした西川さん。少し緊張しながらインタビューに答えていただきました。1年次生ということもあり、まだまだ伸びしろを感じます。彼の今後の活躍に期待です!

(2017.11.14)

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