Vol.099 陸上競技部女子長距離パート 藪田 裕衣さん・今川綾菜さん・棚池穂乃香さん・信岡 桃英さん・橋本 奈津さん・北野 詩織さんインタビュー
昨年10月に行われた第34回全日本大学女子駅伝対校選手権で4位、
12月に行われた2016全日本大学女子選抜駅伝競走で6位入賞を果たした
陸上競技部女子長距離パートの皆さんにお話を伺いました。
昨年の結果を振り返ってみてどう思われますか。

藪田)個人では3000m障害で全日本インカレ3位入賞を果たして充実していました。しかし、駅伝では全体の順位はよかったものの、自分の走りとしてはチームの足を引っ張る結果でした。今年は個人でもチームを引っ張って駅伝でも結果をしっかり残したいです。
今川)シーズン前半は故障のため、5月の関西インカレに出場できませんでした。しかし、初めて全日本大学女子駅伝対校選手権(以下:全日本)に出場することが出来たので、その点に関しては充実した1年になったと思います。
棚池)トラックシーズンでは全く自分の走りが出来ず、結果も思うようなものではありませんでした。それでも徐々に自分の走りが出来るようになってきて、全日本と2016全日本大学女子選抜駅伝競走(以下:富士山)ではうまく調子を合わせることが出来ました。今年はトラックでも駅伝でも自分の走りができるよう、積極的なレースをしていきたいです。
橋本)最初は故障で始まりましたが、関西インカレ(1500m準優勝)から波に乗ることができ、学生個人選手権、全日本インカレ、全日本で区間賞獲得と個人的には満足のいく1年でした。一方で課題も見つかったのでそこを克服して、今年は飛躍の年にしたいです。
北野)練習を積んでいるにもかかわらず、結果に繋がらないことを考えるとかなりもどかしい1年になりましたが、本学の練習を1年間継続出来たので、今年は練習で培ったものを結果に繋げていけるようチャレンジしていきたいです。
信岡)シーズン前半は故障等で走ることが出来ませんでしたが、3000m障害で全日本インカレにも出場させていただき、トラックでも良い経験が出来ました。駅伝前に故障をしてしまい、出遅れていましたが、メンバーに選んでいただいて自分の実力を出せたので良かったです。


全日本1区で橋本選手、富士山5区で棚池選手がそれぞれ区間賞を獲得されました。二人の活躍を受けてチーム内に変化はありましたか。

2年次生は橋本選手の活躍をどう感じていますか。

昨年に全日本のシードを逃して、3、4年次生にとってはなんとしてもシード権獲得、という気持ちだったと思います。どういう意識を持って練習に取り組まれましたか。
昨年は具体的にはどういう雰囲気だったか教えて頂けますか。



2年次生は、昨年入学されて高校時代と環境が変わったと思います。その点についてはどう感じましたか。

橋本)高校時代は先生の指導内容をただこなすだけでしたが、大学に入って自分で考えて練習に取り組む機会が増えました。体調に合わせてメニューを組むことも出来たので、そこが昨年の結果に繋がったのだと思います。
北野)高校3年生という最上級生の立場から大学に入り、一番下の1年次生から始まったのでチームを引っ張るという意識ではなく、自分が頑張れば上に刺激を与えられる立場になったと感じました。
信岡)高校時代よりも練習量が増えて、レースを走るたびに練習したことが力になっている実感があります。
寮での生活はいかがですか。

今川)1、2年次生の時は厳しい雰囲気だったので、共有スペースで先輩とコミュニケーションが取りにくかったです。しかし、今は自分が落ち込んだりしたときでも同期や後輩との楽しい会話があり元気を貰えますし、良い気分転換となっています。
棚池)一昨年は厳しい雰囲気のせいか、食事が終わるとすぐに共有スペースから自室に早く戻る人が多かったです。今は食事後もみんなで会話をして、とてもコミュニケーションがとれて良い雰囲気が出来ていると思っています。
2年次生は寮生活をどういう風に感じてますか。
寮の食事はどのように担当されていますか。
朝晩練習に打ち込んでいると、日中の自由時間が限られてくると思います。練習の事を気にせず思い切り遊びたくなることもあると思いますが、そこはどう感じていますか。

競技生活は充実していますか?
本学陸上競技部は走り込みが多いチームですが、継続して練習をするために心がけていることを教えてください。
指導してくださる伊東輝雄監督についてどう思われますか。
今川)1年次生の時は練習が出来ていなくて気持ちも落ち込み、いつやめてもおかしくない状況でした。伊東監督はどんな時でも全員の事をちゃんと見てくださいます。自由にさせていてもほったらかしにはしない。厳しさだけでなく愛情を感じます。
北野)私は厳しさをすべて愛情に感じています。自分たちは伊東監督の娘よりも孫の世代に入っていると思いますが、自分たちを孫同然のように愛情を持って指導していただいています。
4年次生はラストイヤーになります。意気込みをお願いします。
藪田)絶対に悔いだけは残したくないです。2月に他大学との合同の沖縄合宿に参加しましたが、名城大学の4年次生が最上級生としての自覚をもって練習を引っ張っていました。そのことについて名城大学の選手に尋ねると「駅伝の結果は最上級生のまとめ方次第で大きく変わってくる」ということを聞いて、もっと自覚をもって取り組んでいかなければいけないと気付きました。最上級生として自分の結果を残すことに加え、チームを引っ張る責任感を持ってラストイヤーを過ごしたいです。
今川)今の2年次生が力を持っているので自分も危機感を持って取り組んでいかないとメンバーに入るのも厳しいと思いますが、競技生活も今年が最後なので駅伝を走って笑顔で終わりたいと思います。
棚池選手は主力としてチームを引っ張る学年になりました。
2年次生は後輩が入ってきました。どういう先輩でありたいですか。
橋本)仲が良い上下関係だけでなく、やることはしっかりやって走りの面でも行動の面でも後輩たちがついていきたいと思う先輩になりたいです。
北野)後輩だけでなくチーム全体を引き上げることが出来るような練習態度、生活態度を続けていきたいです。
信岡)今まで上級生についていくだけでしたが、後輩も出来たので自分もチームの主力として頑張りたいです。
今年の具体的な目標を教えてください。
藪田)昨年は8位シード権獲得を目標にしていましたが、全日本の4位がとても自信になったので、今年は日本一を目指し、チーム一丸となって一人一人が向上心を高く持ち、明るく楽しく元気にやっていくことを目標にしています。個人での目標は3000m障害でユニバーシアード出場と5000mでは15分台で走ることです。駅伝では区間賞を獲れる選手になりたいです。
今川)私は5000mで16分10秒台、全日本インカレA標準(34分00秒)目標にしています。駅伝では順位を上げる走りをして、チームに貢献したいです。
棚池)ユニバーシアードのハーフマラソンで勝負すること、5000mで15分台を出すことが目標です。駅伝では自分の仕事をしっかり果たしてチームの流れを作りたいです。今年も区間賞を目標にしています。
橋本)トラックは1500mで4分15秒以内が目標です。その目標が達成できたら日本選手権でも入賞することが出来ると思います。全日本ではもう一度1区を走って区間新記録、後続と10秒以上の差をつけたいです。
北野)全日本インカレのA標準を5000m(16分05秒)と10000m(34分00秒)で切りたいです。チームの目標が全日本優勝なので、そのために5000mで15分代を出したいと思っています。
信岡)5000mを16分一桁で走って駅伝では長い距離をしっかりと走れるようにしたいです。
最後に主将から一言お願いします。
藪田)昨年よりも向上心を持って一人一人が意識を高く、チーム一丸となって日本一を目指して頑張っていくので応援よろしくお願いします!
10月の全日本で4位に入り名門復活の兆しを見せた女子長距離パート。今年は更なる上位進出を目標にしています。女王返り咲きを狙う彼女たちの活躍から目が離せません。
(2017.04.11)【記事:体育会本部編集局 鐘ケ江 直哉(経済学部・3年次)】【写真提供:体育会本部編集局】