■フルブライト奨学生に法学部OBの川_さん
2005.07.19
_日米教育委員会主催のフルブライト奨学金(※1)大学院留学プログラム・大学院入学に卒業生の川_敬也(かわさき たかや・1999年3月法学部卒業)さんが選ばれ、7月19日、恩師の今井 薫法務研究科教授とともに坂井 東洋男学長に報告した。フルブライト奨学生に京産大出身の採用は初。川_さんは学生時代のことや卒業してから奨学生に選ばれるまでの歩みについて、エピソードを交えながら楽しく懇談した。
川_さんは在学1年の時に本学主催のUCR(カリフォルニア大学リバーサイド校)短期語学実習に参加した他、3年の時は休学して中国、ベトナム、ミャンマー、チベット、ネパール、インド、エジプト、トルコ、ブラジル、メキシコ、キューバ、北米を単身で旅した。この時、痛感したことは「相互理解にはコミュニケーションが欠かせない」「コミュニケーションを通じて人と人の架け橋になりたい」ということ。
_卒業後は企業に就職し、スカイパーフェクTV向けテレビ番組制作の仕事に就いて、英語とは無縁の生活を送っていたが、2001年にNGO活動を通じて再びインドを訪れ、その直後に起こった9.11同時多発テロを帰国後目の当たりにした。「海外のメディア報道を通じて現地の状況を知ることしかできないという状況におかれた時に英語ができないと正確に事実を把握できない。英語が出来ることが有利なのではなく、英語が出来ないことがこれからの世界を生きていくうえで致命傷になりかねない」と危機感を覚える。以降、英語を猛勉強し、わずか3ケ月でTOEIC(R) (※2)テストの成績を400点(2001.10月)から900点台(2002.1月)にアップさせた。英字新聞もすらすら読めるようになり、その時読んでいた「JAPANTIMES」の求人に応募し合格。英文記事を書くなか、職場の何人かの先輩がフルブライト奨学生に採用されていることを知り、上司に相談して応募することに。推薦状は本学の今井教授からの協力も得られ、採用が決定した。さらに念願のニューヨーク大学院の入学も許可された。
_「皆様のご協力の御陰でこんな幸運に恵まれ感謝しています」と話す川_さんは7月21日に渡米し、8月11日までサウス・カロライナでフルブライト奨学生としての研修を受けた後、9月から2年間の予定でニューヨーク大学ジャーナリズム大学院でドキュメンタリーを専攻する。
詳しくは川_さんのウェブサイトをご覧ください。
http://www.sun-flower.org
(※1)フルブライト交流計画
「世界の平和を達成するためには人物の交流が最も有効である。」という確固たる信念に基づき、故 J. ウイリアム・フルブライト上院議員は、広島に原爆が投下されてからわずか2週間後に、フルブライト計画の法案を米国議会に提出しました。この法案は、第二次世界大戦終了後間もない1946年に、米国議会で、アメリカと諸外国との相互理解を目的とした人物交流計画「フルブライト・プログラム」として発足しました。以来半世紀の間に、フルブライト・プログラムは世界で最も広く知られ、権威のある人物交流プログラムに発展しました。同プログラムはこれまでに世界中で約25万人の人々に、相手国での研究や教育を行う機会を提供し、あらゆる職業分野のリーダーを育成するという大切な役割を果たしてきました。現在日本を含む世界約140ヶ国が同プログラムに参加しています。(日米教育委員会ホームページから抜粋)
(※2)TOEIC(R)テスト
TOEIC(トーイック)とは Test of English for International Communication の略称で、英語によるコミュニケーション能力を幅広く評価する世界共通のテスト。(TOEIC(R)オフィシャルウェブサイトから抜粋)
川_さんは在学1年の時に本学主催のUCR(カリフォルニア大学リバーサイド校)短期語学実習に参加した他、3年の時は休学して中国、ベトナム、ミャンマー、チベット、ネパール、インド、エジプト、トルコ、ブラジル、メキシコ、キューバ、北米を単身で旅した。この時、痛感したことは「相互理解にはコミュニケーションが欠かせない」「コミュニケーションを通じて人と人の架け橋になりたい」ということ。
_卒業後は企業に就職し、スカイパーフェクTV向けテレビ番組制作の仕事に就いて、英語とは無縁の生活を送っていたが、2001年にNGO活動を通じて再びインドを訪れ、その直後に起こった9.11同時多発テロを帰国後目の当たりにした。「海外のメディア報道を通じて現地の状況を知ることしかできないという状況におかれた時に英語ができないと正確に事実を把握できない。英語が出来ることが有利なのではなく、英語が出来ないことがこれからの世界を生きていくうえで致命傷になりかねない」と危機感を覚える。以降、英語を猛勉強し、わずか3ケ月でTOEIC(R) (※2)テストの成績を400点(2001.10月)から900点台(2002.1月)にアップさせた。英字新聞もすらすら読めるようになり、その時読んでいた「JAPANTIMES」の求人に応募し合格。英文記事を書くなか、職場の何人かの先輩がフルブライト奨学生に採用されていることを知り、上司に相談して応募することに。推薦状は本学の今井教授からの協力も得られ、採用が決定した。さらに念願のニューヨーク大学院の入学も許可された。
_「皆様のご協力の御陰でこんな幸運に恵まれ感謝しています」と話す川_さんは7月21日に渡米し、8月11日までサウス・カロライナでフルブライト奨学生としての研修を受けた後、9月から2年間の予定でニューヨーク大学ジャーナリズム大学院でドキュメンタリーを専攻する。
詳しくは川_さんのウェブサイトをご覧ください。
http://www.sun-flower.org
(※1)フルブライト交流計画
「世界の平和を達成するためには人物の交流が最も有効である。」という確固たる信念に基づき、故 J. ウイリアム・フルブライト上院議員は、広島に原爆が投下されてからわずか2週間後に、フルブライト計画の法案を米国議会に提出しました。この法案は、第二次世界大戦終了後間もない1946年に、米国議会で、アメリカと諸外国との相互理解を目的とした人物交流計画「フルブライト・プログラム」として発足しました。以来半世紀の間に、フルブライト・プログラムは世界で最も広く知られ、権威のある人物交流プログラムに発展しました。同プログラムはこれまでに世界中で約25万人の人々に、相手国での研究や教育を行う機会を提供し、あらゆる職業分野のリーダーを育成するという大切な役割を果たしてきました。現在日本を含む世界約140ヶ国が同プログラムに参加しています。(日米教育委員会ホームページから抜粋)
(※2)TOEIC(R)テスト
TOEIC(トーイック)とは Test of English for International Communication の略称で、英語によるコミュニケーション能力を幅広く評価する世界共通のテスト。(TOEIC(R)オフィシャルウェブサイトから抜粋)
