■ 安川力さん(元ヤマハ発動機株式会社取締役)が講演

2005.07.05

 6月24日、元ヤマハ発動機株式会社取締役の安川力(やすかわちから)さんが来学、「チャレンジ精神の源流」(一般教育科目)で講義を行った。講義が行われた5号館のロビーには、安川さんが実際に開発した船外機を当日の朝から展示、普段あまり近くでみる機会のない船外機を多くの人が見学した。
 「チャレンジ精神の源流」は、NHKの番組『プロジェクトX−挑戦者たち』で取り上げられた各プロジェクトを、戦後産業史や経営史、組織変革、リーダーシップなどの複眼的な視点から分析し成功の要因を考える授業で、毎回番組の出演者を講師に迎えて講義を行う。
 今回は、2004年2月3日に放送された「海のエンジン、嵐の出漁」で取り上げられた船外機開発プロジェクトがテーマ。安川さんは、数々のトラブルや困難に見舞われながらも、「ものを作る限りは、必ず“世界一”を目指したい」という強い決意で船外機を作り上げた経験を語り、受講した学生たちに向けて「自分の情熱を燃やせる仕事はかならずある。やりたいことができる環境を、自分でつかんでください」とアドバイスを送った。
船外機の展示とともに。左が安川力・元ヤマハ発動機株式会社取締役
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