「KSU特別講義」で京都パープルサンガ代表取締役社長の今井 浩志さんが講義

2015.06.04

 6月4日、京都サンガF.C.を運営する株式会社 京都パープルサンガ代表取締役社長の今井 浩志さん(1981年外国語学部卒)が共通教育科目「KSU特別講義」でゲストスピーカーとして本学を訪れ、「京都サンガのビジネスプラン」をテーマに講演を行った。

 京都市は政令指定都市の中でもスポーツ全般の施設数が少なく、スポーツに対する関心度も低いという地域性がみられる。観客動員数は、チケット収入やグッズの売れ行き、スポンサー獲得などに影響する重要な指標である。子供向け人気キャラクターのイベントを実施するなど、観客動員数増加への努力が行われている。

 また、プロサッカーチームを運営する上で必須となる強いチーム作りの取り組みも紹介された。チームの補強を行う方法はいくつかあるが、他チームの優秀な選手を獲得するという方法ではコストが大きくかかってしまう。そこで京都サンガF.C.では、2006年からサッカー選手の育成組織を設置し、育成型チームへの取り組みが進められている。育成組織は今年で10年目を迎え、ジュニアユースチームの大会で3回目の優勝を果たすなど力をつけてきている。この育成組織からの昇格選手も出てきており、今後さらなるチームの活躍が期待される。

 最後に、受講生に向けて「自分が就いた仕事で会社の方向性を理解し、努力することが大切である。自分がやりたい仕事を楽しくしてほしい。」と熱いメッセージを送った。
受講生に向けて熱いメッセージを送る今井さん
多忙なシーズン中にも関わらず来学いただいた今井さんの講演に耳を傾ける受講生たち
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