神山天文台 全国同時七夕講演会 開催

2014.07.06

 7月5日、神山天文台サギタリウスホールで全国同時七夕講演会2014「七夕伝説の星座と天の川」が開催された。七夕の時期に合わせて全国の学校、科学館、天文台などが日本天文学会との共催で講演会を実施する企画の一つとして開催されたもので、本学は今年で6回目の参加となった。

 今回は、本学の中道 晶香 研究員が、旧暦の七夕がいつも上弦の月(半月)であることや、七夕伝説が中国でどのように誕生し、変遷して伝わってきたかを紹介し、本学所蔵の天文図に描かれている中国の星座について解説した。講演会の後半には、天の川銀河の中心の超巨大ブラックホールがどのようにして見つかったかなど、最新の天文学研究の成果について講演した。

 講演会には35人の訪れ、参加者からは、「生活の様子がそのまま星座となった中国の星座は面白い」、「ブラックホールの見つけ方がわかって楽しかった」といった感想が寄せられた。

 悪天候のため、講演会後に予定されていた観望会は実施されなかったが、口径1.3mの荒木望遠鏡の見学会と宇宙の立体映像の上映会が2回行われ、上映後には熱心な質疑応答が続いた。
上映会を熱心に見る参加者
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