キャンパスに新たな茶室「瑞秀庵」完成 「茶室披き」開催

2014.04.26

 2015年に迎える創立50周年を記念し、本学の建学の精神に謳われた”日本古来の美しい道徳的伝統を精神的基盤とし、東西両洋の豊かな文化教養を身につけた”人格形成の場としてキャンパス内の菖蒲池の畔に新たに茶室を新築、千宗室 裏千家家元より「瑞秀庵(ずいしゅうあん)」と命名され、あわせて扁額もいただいた。
 これに伴い京都産業大学創立50周年事業の一環として4月26日「茶室披き(びらき)」が開催された。
当日は、千宗室大宗匠(前家元・第15代)をお招きし、目録贈呈式、扁額除幕式を執り行い、引き続き呈茶を行った。

 千玄室大宗匠御染筆の「和気生万福」(和気万福に生ず)が掛けられた茶席では、千玄室大宗匠(利休居士第15代)ほか、泉本宗悠 今日庵業躰、岡西康博 京都府副知事、塚本 稔 京都市副市長ら12人の来賓者が終始なごやかに集い、本学茶道研究部がもてなした。

 今後は主に茶道研究部を中心とした学生の課外活動の場として使用するほか、多くの学生が「和心」を学び「他人を思いやり、感謝する心」を育む場、学内外や海外からのお客様と交流し“おもてなしの心”を身に着ける場や社会貢献の場として活用する。

 茶室の庵号「瑞秀庵(ずいしゅうあん)」には「瑞気(ずいき)がみなぎる神山の地に瑞々(みずみず)しい、秀でた若者が集い、育つことを願う」との思いが込められている。
瑞秀庵の庵号および扁額の目録が千宗室大宗匠より贈呈された
左より、藤岡一郎学長、柿野欽吾理事長、千玄室大宗匠、泉本宗悠 今日庵業躰
茶道研究部が座禅という形の茶席で、12人の来賓をもてなした
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