所 功名誉教授による共通教育科目「京都の伝統文化『平安京都のマツリ−賀茂葵祭を中心に−』」

2014.04.30

 4月30日、京都産業大学 所 功 名誉教授が、共通教育科目「京都の伝統文化」でゲストスピーカーとして、「平安京都のマツリ−賀茂葵祭を中心に−」のテーマで講義を行った。

 所 名誉教授は具体的に、今年の祇園祭で150年ぶりに大船鉾が復活し後祭も48年ぶりに再興されること、また時代祭では7年前から室町時代の列2つが加わり20列になったことを挙げながら、祭りとは過去の遺物ではなく、時と共に進化を続けていく要素があり、京都の三大祭りも変化を続けていることを解説した。

 また、本学の図書館には、日本文化研究所の協力により収集した賀茂関係の絵図(葵祭・臨時祭・競馬などの絵巻、上下両社の境内・社領などの地図)があり、その30点近くが「賀茂絵画資料デジタルギャラリー」にカラーで掲載されていることを紹介した。

 所 名誉教授は「京都を離れてから、あらためて京都の素晴らしさを実感した。京都にいる間に、京都を知る一番の手がかりは祭りを現地で観ることである。京都の大学に在学している間に、可能な限り京都の多彩な祭を体験してほしい。」と話し、5月15日に開催される葵祭への参加を受講生に促した。

【記事:学生広報スタッフ 里内 美香さん(文化・3年次)  福村 寿也さん(経営・3年次) 】
“神”という文字の由来を説明する所 名誉教授
「賀茂絵画資料デジタルギャラリー」に掲載されている一部を講義の終りに紹介した。
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