全国同時七夕講演会2011「七夕の星と天の川〜中国から伝わった星図屏風〜」開催

2011.07.07

 7月7日(木)、神山天文台のサギタリウスホールで講演会「七夕の星と天の川〜中国から伝わった星図屏風〜」が開催された。
 7月7日やその前後に、日本天文学会と天文教育普及研究会、理論天文学宇宙物理学懇談会・光学赤外線天文連絡会らが共催して全国各地で同時に講演会を実施する「全国同時七夕講演会」イベントの一環として開催されたもの。神山天文台の中道晶香専門員が、「おりひめぼし」と「ひこぼし」とも呼ばれること座のベガ、わし座のアルタイルといった七夕にまつわる星や天の川の見え方について、立体映像を交えながら解説した。
 また、本学所蔵の中国・蘇州の淳祐石刻天文図の拓本や、京都岩倉実相院が所蔵する星図屏風(渾天壱統星象全図)から、中国の星座の特徴についても紹介。参加した33人は中国から伝わった七夕伝説や星図について、熱心に聞き入っていた。
「太陽系は天の川銀河の端に位置する」と解説する中道専門員
現存する中国の最も古い星図のうちの1つ中国・蘇州の天文図(レプリカ)
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