第2回天文台講座「彗星(ほうき星)と私たちの地球」

2010.09.11

 第2回天文台講座が9月11日(土)、15時から神山天文台サギタリウスホールで開催され、河北 秀世 神山天文台長 理学部教授が「彗星(ほうき星)と私たちの地球」と題して講演し、一般から17人が参加した。

神山天文台では、教育・研究スタッフの専門分野の話題を中心に、天文台で行われている天文学の研究や観測技術の研究・開発について紹介し、地域の方々が天文台の研究者と気軽に交流できる場を目指して天文台講座を年4回開催している。

 第2回目となる今回は、彗星が、私たちの地球の海や、生命のもとになったのではないかということを星の種類やその進化についての一般的な知識を交え、図表を使って説明を行った。

 また、彗星をどのように観測しているか、分光器(虹を作る観測装置)の模型を全員に貸与して実演した。参加者は、ハロゲンランプと蛍光灯の虹を分光器を覗いて観察し、虹の色の様子が光源によって大きく異なることを確認した。

 その後16時頃から約20分間、質疑応答が行われ、参加した子供たちから「彗星がぶつかったのは木星だけですか」「彗星が地球にぶつかったらどうなるんですか」など、素直な質問が出され、この分野に詳しい大人の参加者の方々からも専門的な質問も相次いだ。
彗星について語る河北 神山天文台長
PAGE TOP